子供の人格に影響するのは断定系でしょうか?
それとも質問?
今はこの影響で外出の自粛や休校など、
親子で過ごす時間が多くなっていると思います。
親子でお互いストレスをためやすい時期ではないでしょうか。
つい子供のことを怒ってしまう、しっかりつけてしまうこともあると思うんです。
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質問は、脳にとって「逆らえない命令」として作用する
例えば、「本当にダメな子ね」とか「約束守らないで、嘘つき」とか、人格を否定する言葉は使わないように気をつけてらっしゃる方も多いと思うんですけれども
「どうしてこんな事も出来ないの?」とか「どうしてあなたは約束守れないの?」といった質問形式であれば、
断定よりはなんだかマイルドな気がしますし、
こうした問いかけをしてしまうということもあるのではないでしょうか?
ですが、僕たちが大人として気をつけないといけないのは
実は、
質問は脳にとって実は逆らえない命令ですので
言い切る以上に子どもの心を傷つける可能性が結構高い
ということです。
そんなことがあるだろうか?
と思われるかも知れませんが、
例えばこんな質問をあなたにしますので聞いてください…
あなたはご自身のどんなところが嫌いだと思っていますか?
ご自身のどんなところに今うんざりしていますか?
あなたはご自身の何に自信を持てずにいますか?
という風に質問されると「なんでこんなことを聞くんだろう?」と思いながらも、
若干嫌な気持ちにならなかったでしょうか?
これは、意識的に自分の嫌いなところを探そうとしなくても、
無意識が反応しているっていうサインなんです。
無意識があなたの意識の水面下で嫌いなところを探したり、うんざりするところだとか
自信が持てないところを探し出そうとしていたからなんです。
この水面下のサーチを止めようと思っても、少なくとも一瞬はその風に意識が動きます。
さらにこうした質問は頭の中で堂々巡りしてしまったりするので
うつ症状に陥ってしまう人は意識的に無意識的にこんな自問自答をしてしまっているということがあったりします。
…
…ところで、また質問したいのですが
あなたは小学校の時に何をして遊ぶのが一番楽しかったですか?
という風に質問されると、
やはり意識が小学校の頃だとか、ちょっと過去に意識が向かったと思いますし、
極わずかかもしれませんが気分が変わったと思うんです。
「楽しいことを探す」っていう意識状態になったからです。
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質問は脳・意識を強制的に操作する
こんな風に質問って、僕たちの脳を強制的に操作する力があるんですね。
さらに「質問が本当にどういうものなのか?」ってことを体験してもらえたらと思うんですが、
例えば、あなたがPTAとか何かをサークで、お世話役をしているとして、
今の時期ですから何かオンライン・自宅で子どもと過ごす上で、「どんな風に子供と接したらいいか?」オンラインでの勉強会をするとします。
そしてそのグループの予算を使ってそれの専門家の先生にそのオンラインの講義をしてもらうとで、そんなに予算があるわけじゃないですけども、候補の先生が見つかっているとして。
そして、あなたがそういった先生にアポイントを取る役割をこのグループの中で担当しているとします。
あなたは先生たちに順番に電話をかけて「こういうイベントをしたいと思ってて、予算はこれだけなんですが…」っていう相談をするとします。
でも、残念ながら予算の関係上とか、スケジュールの関係で3人どの先生もアポイントが取れなかったとします。
そうしたことをグループの代表の人に報告します。
そしたら
「どの先生もダメだなんて、あなたはどう責任を取るつもりなんですか?」
て質問されます。
そうするとどうでしょう?
「え、責任…」と思いながらも、あなたは「どうしよう…」って思ったりするわけです。
これってもし本当にこの場面にいたとしても、冷静に考えてみればあなたは日程や予算など条件を提示して各先生と相談しただけなんですよね?
それがたまたま折り合わなかっただけです。
でも、「どう責任を取るつもりなんですか?」って聞かれたら、
何か自分自身に落ち度があったり、「責任を取る必要があるかも…」と少なくとも一瞬は思ってしまうんではないでしょうか?
もし、気が小さい人であればこれ本当に真に受けてしまって、場合によっては、結構追い詰められてしまうのではないでしょうか。
これってどうしてこういうことが起こるかっていうと
この質問には前提が含まれているんです。
「あなたに落ち度がありますよ」「貴方には責任を取る必要がありますよ」っていう前提に閉じ込めて、その中でこの現象を認知させて、それに対して思考させるので、
質問って気づかぬうちに相手の考え方をすごく窮屈な状態に閉じ込めいう働きがあるんです。
でも、この質問って面白くて逆もまた然りなんです。
例えば、
「この人は何を持って責任という言葉を使ってるんだろうか?」とか
「この人の質問は、今この場面で、正当なものなんだろうか?妥当なもんなんだろうか?」
っていう自分に質問を、心の中でするんです。
そうした質問を自分に投げかけることによって、閉じ込められた前提から、自由になることができるわけです。
これはもう少し一般的な言葉で言うと客観的になるとか、冷静になれるということです。
そしてこれは「落ち着こう」とか「冷静になろう」とかそんなにただ思うだけよりも、
こうした質問する方がこの子の前提から抜けやすかったりするんです。
つまり
他人からされる質問でも、自分自身にする場合でも
質問って「脳にとって逆らえない命令・強力なメッセージ」になるということです。
子供の心は真っ白なキャンパス
そして、子供の例に戻ると、本当に幼い子どもは特に真っ白なキャンパスのような心なんです。本当に無防備です。
だから「どうしてこんなこともできないの?」って質問してしまうと
子どもは「自分はできない子なんだ」って思い込んでしまって
そして幼い子供なりに「なんで自分ができないんだろう…」ってできない理由を無意識的に探ししまいます。
そしてたった1回の質問だけで、その後は一生「できない自分」を、親の要求に応じる形で演じ続けることになるかも知れません。
一生自信ない一生なんか自分ができる気がしないってなるかもしれません。
なのでこういう質問をするよりは、
「どうすればできるかな?」とか
「次はどんな工夫をしたらいいだろうね?」
っていう形で、
子供の思考・心理状態を、「できる!」「工夫する余地があるんだ」「何かができるんだよ」っていうフレーム(思考・心の枠組み)に入れるようにしたいものです。
というのも僕たちは
誰かに問いかけることによって、いつも相手をフレームに入れてしまうので
大人・親としては、できる限り、子どもが自由に発想できるような可能性を開くようなフレームをかけてあげられるように意識していきたいものです。
質問は子供の意識の中で永続的に作用する
そしてもう一つの質問の特徴として、「質問は永続的に作用する」というものがあります。
冒頭に、うつ症状に陥ってしまう人は自分を責めるような質問をしているということを紹介しました。
これってそういう人特別のものか?というと、そんなことはなく、誰もが同じ。
例えば、僕たちは誰かお名前が思い出せない時に、「あの人誰だっけ?」って名前を思い出そうとするんですけど、でも思い出せなくって「まあしょうがないからもういいか」ってその時諦めようとしますよね。意識的には。
でも翌日とか翌々日とかふとした時に、「あっあの人の名前これだった!」と思い出したりすることってありますよね。
これって僕たちの中で何が起きてるか?っていうと
この翌日までの間とか翌々日までずっと脳がこの質問の答えを探し続けている考えてくれている
っていうことなんです。
ですので子供も親から問われたこと(例:どうして何度言ってもできないの?)を、その子は別に意識的に考えてるわけじゃなくてもその子の無意識の中でずっとリピートされているっていう危険性があるんです。
だから親はその子のことを、ダメな子ねとか、要領の悪い子ね、とかってそういうレッテルを貼ってしまうこともちろんいけないんですけど、
「なんでこんなこともできないの?」「どうしてお兄ちゃんはできたのに、あなたはこうなの?」とか質問って、けっこうしがちかもしれないんですけども
本当にこうした質問が子供の心の中に一生残ってしまうという可能性があります。
だから
世の中では子どもにどんな問いかけをしたらいいか?とか、質問の仕方とか「質問術」に関する本ってたくさんあってもちろんそれも大事なんですが
「質問そのもの」がどれだけのパワーを持っているかどれだけ危険性があるのか、ということは、本当に世の中のお父さんお母さんたちに知ってもらいたいなと思っています。
これは上司としてですね部下を持つ方も同じです。
上のものから立場の強いものから立場が低い人に関して問いかける質問って本当に強烈
です。
その人を良い状態も悪い状態にも強制的に持っていってしまいます。
なので僕はこれまでセミナーとか個人セッションなんかで、
「質問が本当にどういうものなのか?」
「どれほど人の心に対して影響力があのか?」
または逆に
「自分の心を守ることもできる」
という質問のホントのところをお伝えしたくて
今の時代ですからオンライン講座で学べるように、僕は「質問の本質の授業オンライン講座」教材・システムを作りました。
これはご自身のペースで始められるので今でも受講生を募集していますし受講いただくのは本当に大歓迎なんですが、
でもここで強調したいのは、「僕がそこまでして伝えたいほど、質問の本質は、本当に強烈なんです」ということです。
質問は、あなた自身がいわれのない批判を受けたときにあなたの心を守ることにもなりますし
大切な人をために使ってあげることももちろんできます。
そして今家族と一緒に過ごす時間が増えることによって帰って問題になっていることをよくニュースで見ます。
当然ながら皆さん相手の気持ちに立っコミュニケーションをされていると思うんですけれど、もしかしたら「子供・家族に質問する」っていうこと、あるいは「自分自身に問いかけること、質問していること」にはあまり注意を払っていらっしゃらない方もいるんじゃないかと思います。
コロナウイルスの影響で外出自粛されている方多いんじゃないかと思いまして
一つでも参考としてもらえればともこの記事をシェアしました。
僕たちは本当に朝起きた時から寝るまでずっと自分の中で、無意識に質問しています。
今日天気どうかな?気温はどうかな?じゃあどんな服を着ようか?
(朝ごはん目の前にして)何から食べようか?
そんな日常から僕たちはずーっと質問して生きています。
今の時期ですからこれから
「どうなっちゃうんだろう?とか「仕事どうなるんだろう?」っていう風に自分の不安をあおるような質問をしてしまっているかもしれません。
でも、今、新しいビジネスを始めようとしている方、ドライブスルーの食材セットを販売している人、鍋を持ってきてくれたらお持ち帰り用のラーメンを販売している人、
新しいことをやっている方って例えばですが
「今だからどんな工夫ができるだろう?」
とか
「今だからこそできることなんだろう?」
って自分に問いかけたはずだと思うんですね。
そうした問いかけをきっかけにして、「こういうことができいうかもしれない」って思考へ、意識を移していったと思うんです。
だからこんな時期だからこそ子どものために何ができるだろうか?とか
こども健康のために今この状況でもできることってなんだろう?
今こうやって自宅に引きこもっている経験をあとから振り返ってあこれがあったから
良かったよねって言えるようにするには今どんなことができるかな?
とか
もちろんこうやって問いかけてもうすぐに答えは出てこないかもしれません。
でもちょっとでも気分が前向きになる、
少しでも自分にエネルギーが戻ってくると思うんです。
これからどうなっちゃうんだろう?っていうことももちろん大事なんですけど
未来のことを考えるのももちろん大事なんですが
やはり質問のバリエーションが限られると、限られた思考しか生まれません。
ですのでいろんな角度から自分自身に質問をしてあげることが大事です。
子供に対してもいろいろ質問してあげることです。
子どもは親から言葉を習うように質問の仕方を学んでいきますので
親がどんな質問を子供にしてあげるかってすごく大事なんです。
質問って本当に大事ですですので、まずはご自身の中でどんな質問を普段しているだろう
かっていうことに意識を向けることからはじめてほしいと思います。
以上こういう時期なのでお子さんと過ごす時間が無くなっている親御さんの参考になればと思って質問をテーマに書いてきました。少しでも参考になりましたら幸いです。
心理学・物理学・スピリチュアルを統合した3講座を運営しています。
(1)まずは自分軸を取り戻す(眠りを卒業する)
★「質問の本質の授業」オンライン講座
本質・ワンネスを思い出すベースとなる講座です。
5次元意識・時間の使い方、現実創造もカバーしています。
質問を通じて多次元意識も思い出します。
まずはここから。眠りを抜けないと始まりませんよね。
(2)ポジティブ・ネガティブ、光・闇…二元性を超えた「純粋観照者」を体験する
★正反統合ワークオンライン講座
ワンネスに還る前に通常通るのが「純粋観照者」です。
人間意識とはまったく違うクリアな意識を思い出します。
「これまで自分がいかに小さかったか!」ワーク後に驚かれるでしょう。
(3)そしてワンネスを思い出す、ワンネスへ浸る
★ワンネス体感ワークオンライン講座
そしてついにワンネスへ…「純粋観照者」さえも包含する根源の意識を体感します。
一度味わったスウィーツの味は、肉体次元でもいつでも味わえるようになります。
「ワンネスに還ったらワンネスそのものじゃないですか?」
その通りです。ただ、ワンネスに浸ったままだと歩くことすら危なくて
人間の肉体体験に戻るには、人間意識とワンネスをブレンドするくらいがちょうどいいんです。
しかし現象界の全てが変わることになります。