中村天風先生は、天風哲学の根本的な考え方として、
「この世の中は、苦しいものでも悩ましいものでもない。
この世は、本質的に楽しい、嬉しい、そして調和した美しい世界なのである」
といったこと言われています。
これを僕の実体験とか講座の内容を含めながら
僕の受け止めと、実際、どのように体現できるか?シェアしていきます。
よかったら参考にしてください。
中村天風「天風哲学」の根本
天風先生は
「人間は(それ自身を宇宙の創造を司る偉大な力を持つ)
宇宙霊と自由に交流、統合し得る資格を持っている。
同時にこれと共同活動を行わせることができるのは当然のことであり、そうすることによって万事を思うままに成就できるのである。」
もとおっしゃっています。
「世の中は、苦しいものでも悩ましいものでもない。」
まさに
デフレーミング(一つ一つ自分の思考の枠組みから出ること)で体感するものです。
例えば「ひどい剣幕で謂れのない批判をされた」と人間マインドが捉えた場合を考えてみましょう。
デフレーミングしていくと(そうなる質問をしていくと)、
例えば彼は、
- 約70デシベルの音量で、
- 眉の角度を普段より約15°上げて、
- 目を普段よりも20%くらい大きく開いて
- 「◯◯◯◯◯◯」というセリフを言った。
に行き着きます。
それを、初め、私の内的プログラムは、
「彼が私に何の謂れのない批判をした
との判断をくだした」
となります。
こうして、例えばですが、「ありのままの事実」に近づきます。
僕はそこまでデフレーミングすることによって
そういった場面でその人の熱意・ものすごい真剣さ・すごい心配・恐れに浸っていたからこその、そのような動きだったんだと
気づけて
その人を嫌わずに、むしろ好意的に感じた、ということがありました。
「すごい熱意・真剣さ・その裏返しの発言だったんだ!」
これは
「言われないの批判をされた」というネガティブな体験
を一旦解体して、
色即是空でいうところ、できる限り無色透明の「空」
に戻して
(これが本来の姿であり、天風さんがおっしゃっていることです)
さらに
その人を好意的に思う、という「色」に戻しています。
つまり一旦はまり込んだフレームから一旦出て
そのまま「空」のまま・悟ったままでもいいですし
現象の世界では人間関係がありますから
よりポジティブな調和的な新しい「フレーム」に入り直してもいいわけです。
これが『質問の本質』の授業オンライン講座3.0 でお伝えしている中で、基礎中の基礎になります。
僕がコンプレックスの塊からスタートして、そこそこですが上司からだいぶ喧嘩もしましたが認められたり、そこそこ仕事ができるようなって
今のような生き方につながっています。
まさに天風さんのおっしゃる通り
「世の中は、苦しいものでも悩ましいものでもない」ことがわかります。
本当、僕たちの思考の枠組み・心理フレーム次第です。
さらに天風さんは
「病や苦難から逃げたり、避けたりせず、矢でも鉄砲でも持ってこいと、苦しみ、悲しみに挑戦し乗り越えていき、自分の力でこれを打ち砕いていく気持ちになれ、というのが天風哲学の真髄である」
「人間はそれ自身を宇宙の創造を司る偉大な力を持つ宇宙霊と自由に交流、統合し得る資格を持っている。
同時にこれと共同活動を行わせることができるのは当然のことであり、そうすることによって万事を思うままに成就できるのである。」
とおっしゃっています。
とはいえ、人間は病も苦難も、正直つらく感じますよね?
宇宙霊と言われても、昔の僕なら1ミリもわかりませんでした。
でも、そんな僕でも、今ならすごくわかります。
「確かに人は苦難を超えらるし、本当に宇宙霊とともにある」と、
自分なりに経験があるからです。
ですから
1個でもいいから実際、経験することだと思います。
たとえば、僕は幼少期期から病弱な人間として人生をスタートしました。
天風さんもご病気の中で真理を悟っていかれました。
僕もその過程で、さらに人生がちっともうまくいかないことを通して、
心理学に出会い、スピリチュアル・統合に出会い、今があります。
天風先生は明示的にはインドの先生がまずあったようです。
たぶん、病気も日露戦争でのご経験も、同じく「先生」だったんじゃないかなと思います。
僕も現象界すべてが「先生」でした。
確かに
「人間は、・・・宇宙霊と自由に交流、統合し得る資格を持っている。」
「共同活動を行わせることもできるの当然のこと」
です。
そのまま読んでしまうと
「自由に交流・統合し得るということは、
できない状態もあったり
統合できていない分離状態もある」
ようにも思えるかもしれません。
あなたはどう感じますか?
僕は
「交流も、統合もない、そもそもそんなこと考えたとこがない」
ところからスタートしましたけれど、
気づいてから(いわゆる悟ってから)振り返ると
初めから、交流も統合もなにも、それそのものだという、天風さんも言われる通りだった。それでしかあり得ないと体験しています。
共同活動ということで言えば
その気づきの前も後も、からわずずっと共同活動だったということです。
とはいえ、
見かけの分離、見かけの個人を、宇宙霊から表出された宇宙、地球、自然の中の、人として、僕らを生きていますから
それが、本当に見かけ上、わらないところからスタートするのも、
また、宇宙霊の創造活動の一環です。
そんな見かけの個人である僕が、現象界という先生の教えてもらったことを(=家庭環境、病気、コンプレックス、ありとあらゆるもの)
その全てをできるかぎりまとめて、シェアしている僕の3つのオンライン講座です。
僕は家庭環境が特殊で、物心ついたときから父に対する恐怖があって、基本大人を信じられない子供でした。
(というのが如実に実感したのが、甥っ子の僕に対する態度です。どうしてそんなに普段対して会わない大人に甘えることができるんだ!と驚くからです。)
本当にすべてが今のためにあると思います。
見かけではあるんですが、その気づきも、僕にとって安らぎだったり、本当の意味で今を味わえる感覚を持しています。
天風さんの言葉では、宇宙霊ですが
僕の理解ではブラフマン、宇宙原理、根源で、それら僕らも自然も宇宙も切り離せないワンネスです。
それを思い出す過程で、たしかに「万事思うままに成就」も僕らは体験し得ます。
ただ、その、つまり、成就する前(反)成就した後(正)のどちらも、その間も、純粋観照意識であること常にできて、そうすれば、「思うままに成就」まで、物理次元で色んなことを体験していても、
「やっぱり自分も宇宙霊そのものだ」ということはどうしようもない事実として
明示的になります。
たとえば
「本質的に楽しい、嬉しい、そして調和した美しい世界なのである」
の、
「本質的に」が、純粋観照意識からだとよくわかります。
来月以降、また改めて
『質問の本質』の授業オンライン講座3「デフレーミング」シェア会
純粋観照者を体験する正反統合ワークシェア会
ワンネス体感ワークのシェア会
開催したいと思います。
これから3講座、受講してみようかと思う方は、各講座の詳細ページをご覧ください。
心理学・物理学・スピリチュアルを統合した3講座を運営しています。
(1)まずは自分軸を取り戻す(眠りを卒業する)
★「質問の本質の授業」オンライン講座
本質・ワンネスを思い出すベースとなる講座です。
5次元意識・時間の使い方、現実創造もカバーしています。
質問を通じて多次元意識も思い出します。
まずはここから。眠りを抜けないと始まりませんよね。
(2)ポジティブ・ネガティブ、光・闇…二元性を超えた「純粋観照者」を体験する
★正反統合ワークオンライン講座
ワンネスに還る前に通常通るのが「純粋観照者」です。
人間意識とはまったく違うクリアな意識を思い出します。
「これまで自分がいかに小さかったか!」ワーク後に驚かれるでしょう。
(3)そしてワンネスを思い出す、ワンネスへ浸る
★ワンネス体感ワークオンライン講座
そしてついにワンネスへ…「純粋観照者」さえも包含する根源の意識を体感します。
一度味わったスウィーツの味は、肉体次元でもいつでも味わえるようになります。
「ワンネスに還ったらワンネスそのものじゃないですか?」
その通りです。ただ、ワンネスに浸ったままだと歩くことすら危なくて
人間の肉体体験に戻るには、人間意識とワンネスをブレンドするくらいがちょうどいいんです。
しかし現象界の全てが変わることになります。