慢性痛、慢性病など身体症状について、
統合ワークや、各種ヒーリングをしても、
なかなか効果を実感できないという方も多いと思います。
今回は、色んなワークをする以前に、僕が
症状を扱う時のベースとなる向き合い方・意識していること
を簡単に4つシェアします。
(これが無いがために、効果を得られにくくなるということがあると思います)
- (1)なるべく手をくわえない。じっとしている(症状を受け入れる・超越する土台、症状を敵にしない)
- (2)「肉体」「苦しむ自分」との脱自己同一化(症状を敵としない)
- (3)脱自己同一化のレベルを知る機会にする
- (4)すべては目醒めの道以外の何物でもないことを思い出す
(動画でもシェアしています)
これは
本当にたくさんの先人から、病気・症状とどう向き合うか?学ばせていただいて、実際僕が取り入れているものです。
この向き合い方・意識すること自体が、意識の拡大・目醒め・本質に還ることに、直結するなぁと実感しています。
(なので一石二鳥で、やらないともったいないくらいに思っています。)
- 向き合い方自体が、意識の拡大・目醒め・本質に還ること
僕自身5歳から家族のバランスを保つために、5歳の当時は無自覚でしたが、自分で病人の人生を選んで、
結局のところ現代医療では治らず…
自分と向き合うことで克服してきた経験がありまして、やはり通ずるところがあると実感しています。
(このタイミングでどうしてシェアしようと思ったかというと、実は、今僕自身この1ヶ月は久しぶりに体調不要、絶不調を経験していまして、今まさに24時間症状と向き合っていますが、今回シェアするようなベースがあるので、比較的ぶれずにいられます。この向き合い方がなければかなり憔悴して、症状も悪化させてしまっていたかもと思います。)
身体症状:統合ワーク・ヒーリング以前の向き合い方
では、向き合い方ですが、まず「なるべく手をくわえない。可能な限りじっとしている」(症状を受け入れる・超越する土台)です。
(1)なるべく手をくわえない。じっとしている。(症状を受け入れる・超越する土台、症状を敵にしない)
いきなり変な話に聞こえるかもしれないですが、症状を受け入れる・超越する土台になります。
「本質の自分」ではない部分、特にエゴくんに、「僕らは肉体を超越した存在なんだよ」と体験学習してもらう意味もあります。
とはいえ、体がマインドが悲鳴をあげているわけで、正直、僕もけっして無理はしません。
なので、じっとしているのは、たった1秒でもいいんです。
例えば「これは単なる周波数の揺らぎで、実在ではないんだ」とか思いながら、1秒でも3秒だけでも意図的にそのままにして、エゴくんたち一緒に、本質を思い出すチャンスにしていきます。
1秒できたら、次は5秒、次は10秒と、ゲームのようにけっして無理せず増やしていきます。
できるところまで行けたら、薬を飲むなり、楽な体勢をとるなり、和らげるためには何でもしていいです。どこまでいけるかは体・マインドが教えてくれます。
あとは意識的に、
<意識を逸らす>
こともいいですね。
症状を意識することは、症状にエネルギーを注ぐことになります。
なので、意識を逸らすためにお笑いの動画を見る、未来のパラレルに意識を100向けるでもいいと思います。
逆に、これは以前にノンデュアリティをテーマにした動画で、
<症状に完全に入り込んで、自分という「個」を無くしてしまう>
という話をシェアさせていただきました。
(ノンデュアリティ非二元を体の痛み・症状から体感する簡単実験
ちょっとコツと集中力も要ったりしますし、これはマニアックなやり方だと思いますが、
僕にとってはこの「体験者である自分をなくすくらい入り込むこと」「症状と一体となること」も、選択肢の一つとして結構つかっています。
このほうが、<症状を嫌わなくて済む>感じがします。
(2)「肉体」、「苦しむ自分」との脱自己同一化のチャンスにする
次は身体症状を、
「肉体」、「苦しむ自分」との脱自己同一化のチャンスにする
ということです。
これは実はすごくありがたいことで、
僕らは苦しいからこそ自然に、脱自己同一化という解脱のファーストステップに意識を向けられるんです。
(もし、三次元が何かも順調で、体も健康そのものだと、僕ならずっと三次元を愛して没頭し続けることになる、つまり眠り続けてしまう「自信」があります。)
だから、これは「じっとしていること」「そのまま手を加えない時間を増やすこと」も、この症状との脱自己同一化を進める一環になりますので、(1)とリンクします。
僕は、
「あぁ、症状からあるからこそ、肉体次元(三次元)を抜けられるし
人間マインド(4次元程度)を抜けられるなぁ」
と思って、
症状を味方にして、宇宙の応援なんだと思うようにしています。
症状は僕らを上に連れて行ってくれるものなので、「目醒めの階段」というよりも、「目醒めのエスカレーター」というほうがいいかもしれません!
(3)脱自己同一化のレベルを知る(調べる)機会にする(さらに楽しむ)
そして、(2)とそのまま関連して、
脱自己同一化のレベル ≒ 目醒めの進展度 自分の立ち位置がわかるチャンス
にしています。
そしてもし僕らが
<症状・肉体、つまりは三次元世界との脱自己同一化を極限まで進めるとどうなるのでしょうか?>
肉体でもマインドでもない、完全に超越した視座になるわけですが、
これはハイヤーセルフとか根源的な意識の視座であり、人間の僕から見ると完全に覚醒した状態と言っていいほど高い意識になります。
自分の脱自己同一化のレベルは?
そこで、肉体・マインドとの脱自己同一化レベルが、今、僕の場合どのくらいだろう?と自問すると、40%くらいだと直感的に答えが返ってきます。
逆にいうと60%は自己同一化していることがわかります。
僕らの意識は多重ですが、自分の意識を調べてみると…
- 肉体もマインドも本当の自分ではないと思う自分
- 苦しい!つらい!と症状に同一化する自分
- 治っても治らなくても良しとする自分
- いや治らないと困ると叫ぶ自分
- これら全てを見ている自分
- さらにその見ている自分も含めて上から見下ろす自分
という感じで、本当に意識は多重、多層になっていることがわかります。
この脱自己同一化の程度40%が、60%→80%→90%…
と病気でも、家族関係のことでも、仕事のことでも、全てを前に進めるステップにしていけるわけです。
これは見かけ上とはいえ、僕らの普段の症状との向き合い方で進めていけるのは、上から見ると本当にゲームなので、人間マインド、エゴくんとしても、ぜひ楽しんで欲しい部分になります。
僕はまだまだですが、100%になると個・自己がゼロ、まさに覚醒になります。
これを日々、症状を階段にしつつ、進めていけるってすごいな!と思います
でも、その先、99.99%と100%の差はすごく大きいんです。
そこを超えられるかどうかは「本来の自分」がどうストーリーを描いてるか次第だと思っています。
だからそこはぜひ気負いせず、宇宙におまかせで行きたいところです。
僕が何%までいけるか?最後の0.001%を、僕が飛び越えられるかどうかはわかりませんが、しかし今40%の脱自己同一化度をこの体の絶不調をチャンスに1%でも進められるのは、人間として体験しても、また上から眺めていても微笑しい状況です。
(4)症状を含めてすべては目醒めの道でしかないこと(前提)を思い出す
そして、症状を含めてすべては目醒めの道でしかないという前提を、改めて思い出す機会に僕はしています。
この前提をもしすっかり忘れてしまったしたら、僕の感覚としては僕の人生は全てが苦しみでしかない、と思います。
でもこれがあるので(1)〜(3)を意識したり、実行することができている…今回のシェアの一番ベースになるものだなって思います。
なので、日々できるのは、
「すべては目醒めを進めるために在る」ことを毎瞬思い出す・毎瞬意識すること
ですが、
でも、この前提をいつも思い出すことが意外と難しいかもしれません!
なぜか?というと、
僕らは肉体・マインドを満喫している限り、常に24時間、「刺激・情報の入力」にさらされるからです。
「入力」というのは、体の痛み・不快感、それに伴うマインドが苦悩すること、誰かに罵倒されること、あらゆることですが、
この「入力」があるので、どうしてもそこに対応せずにはいられず、肉体・マインドへの自己同一化がガチっと固まってしまいます。
しかし、ちょっとした工夫で、確実にこの自己同一化から抜けて、すべては目醒めを進めるために在る」ことを毎瞬思い出す・毎瞬意識するように、僕は日々しています。
それは例えばですが、
- 今、この刺激を、痛みだ、苦痛だ、と言っているのは誰だろう?
- いつ楽になるのどうしたらいい?(なぜこんな事を経験しなきゃいけない?)と苦悩しているのは、誰だろう?
- この状態を100%目醒めた意識(根元の視座)から眺めたら、どう捉えられる?
- 肉体を脱いだ後、この経験を振り返ったら、どう振り返るだろう?
- 今目醒めを進めるチャンスを利用しなかったとしたら、どう後悔するだろう?
という感じで、
「目醒めを前提とした質問、目醒めを進めるために人間体験(あるいはゲーム)をしていることに意識を向けさせる質問」
を自分に問いかけることです。
僕らは、脳・意識の仕組み上、質問されると脳・意識内に空白ができます。宇宙はこの空白を必ず埋めてきますので、質問された方向に脳・意識は動かざるを得ません。
(宇宙が空白を埋める方向に動くのは、例えば服を断捨離すると、本当にお気に入りの1着に出会えるとか、収入に反映されるとか、実体験している人も多いと思います。これと同じになります)
さらに若干のアレンジとして、「他の高次元存在の視座」を使うのも、僕は好きです。
例えば…
- こうした肉体経験をどうしても一度やってみたいを願っている、例えば地球を見守る天使のような存在から見たら、どれほど貴重だろう?
- もし自分がこの肉体を脱いで、自分が天使のような存在になったら、振り返ってみて、どうしてもっと味わなかったんだろう?とか後悔しないだろうか?
なんて質問を自分に投げると、「ああ、もっと味わいたい!」って気持ちにならざるを得ません。
だからと言って、苦痛を積極に経験しようというわけでもないのですが、
小林正観さんが「病気になったら、遠慮なく病気を経験しなさい」といったことを(言葉正確じゃないですが)おっしゃっていたように、
自分の目の前に来た病気・症状は、「せっかく来てくれたんだ」と思って、なるべく受け入れたいと思っています。
でも、これもあくまで「なるべく」だと思っています。
無理はしないというか、できないです。
なので、できなくてもOKを出します。
(僕は本当にきついなら、薬なり、病院の治療なり、受けます。もともと幼少期から病院がもう一つの家みたいな感じでした。
実際には、自己完結してしまうことが多いので、インフルエンザとか検査せずに人に伝染させたら困る場合があるケースを除いて、実際には病院にいくことは今のところないです。)
質問の本質・パワーで目醒めのスタンスに立つ
でも質問ってそんなに意識を動かす力があるの?って思う方もいらっしゃるかと思います。
そこで例えばちょっと実験なのですが、
「これまで貴重な時間をとってこの話を読んでいただいましたが、いかがでしたか?」
「少しでも参考になったところはありましたか?」
「どうでしょう?」
・
・
・
と質問されると、「えっと、どうだったかな」とか、ここまで読んだ事・過去、を振り返る方向に意識が動いたと思います。
しかもそれを止められなかったと思います。
一瞬だけであっても、不意な質問でも、動いたと思うんですね。
このように、質問されると僕らの意識は必ず動きます。
こうした仕組みとか、質問の本質的なパワーは、僕の「質問の本質の授業」オンライン講座でお伝えしていますが、この質問のパワーを上手に使えれば、
(というか、質問は24時間いつでも、どこでもできることなので、使わないと本当にもったいないのですが)
少なくとも自分に問うた瞬間は、
<症状から意識が逸れますし、症状に悩む自分はいなくなる>
つまり、質問した瞬間は、
<それまでガチッと自己同一化していた対象から抜ける>
ことになります。
なぜなら、例えば、
「症状にフォーカスしているのは、誰ですか?」と、症状を感じる次元から抜けたところから聞くことになる
からです。
こうした「質問」は、
「そこから抜けなさい」という絶対的な命令が、質問に「前提」として入っています。
(こうして症状は、本来の自分が、「この階段を登ってきてね」とか「これが道標だよ」と用意しているものだ、と僕は捉えるようにしています。
「捉えるようにしています」と言っているのは、僕自身もやはり24時間続く身体的入力に、そしてそれに逐次反応するマインドに、どうしても自己同一化する瞬間がまだまだたくさん在るからです。)
だから、これをシェアしている僕自身が、本当にまだまだなのですが(逆にいうと、人間経験を十分満喫していることになります笑)、
本当に「自分に質問すること」は、いつでもできます。疲れている時でも、両手が塞がっていてもできますし、効果がすぐにきますので、
ツールとして使い方を持っておくと、いつ使っても、使わなくても、いいので、すごく便利だなと思っています。
まとめ:エゴを「眠りのAI」から「目醒めのAI」へ育て、自分はシステムエンジニアの視座へ
以上のように、
- (1)なるべく手をくわえない。じっとしている
- (2)「肉体」「苦しむ自分」との脱自己同一化のチャンスにする
- (3)脱自己同一化のレベルを知る機会にする
- (4)症状を含めてすべては目醒めの道だと思い出す
といった僕の症状への向き合い方・意識の仕方をシェアしてきました。
手を加えないこと(これはあくまで無理のない範囲でやりたいですが)、これ自体が、エゴと一緒に「大丈夫だよ。ただのバイブレーションと、それに僕らが苦痛とかつらいとか意味付けしているだけだよ」と言って、学んでいく機会であり、脱自己同一化を進めるプロセスにもなっています。
こうした意識を持つためには、
すべては(症状を含め)、目醒めを進めるために用意されていること
という前提を、できる限り24時間意識つづけること、できるだけこれが当たり前にしていくこと。
そのためには、
「全てを目醒めのためにする」ことを前提とした質問」
を自分に投げることが、僕にとってすごく役立ってますし、僕の質問の本質の授業受講生の皆さんにも活用いただいています。
(参考:オンライン講座・個人セッションご感想)
質問すると、普段、症状がよくなるか?とか、どうしてなの?って現実、外の世界にフォーカスしがちな意識を、ぐっと自分に戻すことができますので、
「これいいかも!」と思われたらぜひ使ってみてください。
そして、人間的には苦しいんですけれど、
- 症状を敵にしない
- 症状は目醒めの階段として本来の自分が用意しているもの
と、思うようにしていきたいと思います。
そして
エゴくんたちに、眠りのAIから、目醒めのAIへ成長してもらって、
僕は、彼らを見守るシステムエンジニアのような立場、意識でなるべく過ごそうと、
まだその過程にいますけれど、この立場はなかなか楽だなぁと感じています。
エゴ:眠りのAI → 目醒めのAIへ
自分:眠りのAIに自己同一化 → AIを保守点検するシステムエンジニアの視座へ
それから、例えば統合ワークをするにしても、
症状がつらい、苦しい、外したいという、症状と同じ次元でワークしても、取り扱いが難しいところがあります。
なので、症状と付き合っている方が、
やはりこの目醒めを前提とした意識から統合ワークという意図の力を引き出す操作をしたいところです。
では、今回は以上になります。
ご感想やご質問をいただけると嬉しいです。
心理学・物理学・スピリチュアルを統合した3講座を運営しています。
(1)まずは自分軸を取り戻す(眠りを卒業する)
★「質問の本質の授業」オンライン講座
本質・ワンネスを思い出すベースとなる講座です。
5次元意識・時間の使い方、現実創造もカバーしています。
質問を通じて多次元意識も思い出します。
まずはここから。眠りを抜けないと始まりませんよね。
(2)ポジティブ・ネガティブ、光・闇…二元性を超えた「純粋観照者」を体験する
★正反統合ワークオンライン講座
ワンネスに還る前に通常通るのが「純粋観照者」です。
人間意識とはまったく違うクリアな意識を思い出します。
「これまで自分がいかに小さかったか!」ワーク後に驚かれるでしょう。
(3)そしてワンネスを思い出す、ワンネスへ浸る
★ワンネス体感ワークオンライン講座
そしてついにワンネスへ…「純粋観照者」さえも包含する根源の意識を体感します。
一度味わったスウィーツの味は、肉体次元でもいつでも味わえるようになります。
「ワンネスに還ったらワンネスそのものじゃないですか?」
その通りです。ただ、ワンネスに浸ったままだと歩くことすら危なくて
人間の肉体体験に戻るには、人間意識とワンネスをブレンドするくらいがちょうどいいんです。
しかし現象界の全てが変わることになります。