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スピリチュアルや目醒め、統合を志す方々の中で
「今此処」が非常に重視される傾向が最近あります。
正直、僕は、やや過剰だったり、不適切な扱われ方をしていると感じます。
確かに真実から言うと、今ここしかありません。
だから、ダイレクトに真実に到達しようとする意識の動き方なのかもしれません。
ですから「今此処」を意識すること自体は否定しません。
が、人間として生きている僕たちにとって、これはかえって、覚醒を遠ざけることになると思っています。
「今此処に居ないから問題になるんですよ」「苦しいんですよ」
そういうアドバイスをすることが時にその人を苦しめることにもなると思っています。
そういうアドバイスの中には、
「未来のことを考えないでください」「未来を意識を向けるから考えるから不安になるんですよ」
「だから今ここにいられなくて、悩んだり苦しんだりするんですよ。」
「そんなこと手放して、今ここにいることだけ意識してください。」
例えば、そんなメッセージをいただいたりします。
確かにすごくわかる話で、これが助けになる方も多いと思います。
一方で、例えばですが、
「私は3食しっかり食べているのに、お腹が空いていないのに、つい間食をしてしまって、甘いものを毎日食べてしまっています。
少しずつ太っているし、このままでは、将来、糖尿病だとか病気になってしまうじゃないかと思うと不安ですし、間食をやめられない自分を責めてしまいます。」
と言う時、
僕らが未来を想像する事は必要な能力だということがわかります。
「このままでは病気になってしまうかもしれない、じゃあ食習慣を改めよう」と言う原動力になります。
実際食べ過ぎは、僕も経験があるのですが、肉体にダメージを与えるとともに、精神的に、霊的にダメージを与えて、目醒め・統合を先送りにさせます。
あるいは
「忙しいから、いつも料理とそのほかの家事を並行していやっています。
でも、つい火にかけていることを忘れていて、焦がしてしまったり、もう少しで火事になりそうなことが、何回かありました。
こんなことを繰り返していたら、将来本当に火事を起こしてしまうかもしれない、これではいけないなと思います。」と言う時、
または、
「愛犬、愛猫が年齢を重ねてきて、介護が必要になってきた。15年一緒にいたこの子と別れてしまったとしたら、私は絶対立ち直れないと思う」
と言う時
そんな不安恐れを感じるからこそ、僕たちは今、ここで何をしたらいいのか?内なるメッセージを受け取ることになります。
「仕事も家庭のことも忙しくて、本当に望む十分なこの子との時間を取れているわけではないけれど、だからこそ、この子との限られた時間をもっと大切に、濃厚に味わいたい。」
「この子が亡くなった後も、この子を感じられるように、今のうちに写真や動画をたくさん撮っておこう」
「今のうちに、この子とたくさんコミニケーションしておこう。じゃあ、アニマルコミュニケーションもずっと興味があったし思い切って講座を受けてみよう。さらにこの子が天国に帰ってもなお、コミュニケーションできるくらい霊的感性を開けるとしたらとても素敵なことじゃないだろうか?」
といった、今ここでできることが明らかになります。
未来を考え、時には不安・恐怖を感じるからこその、「今此処」を僕らは経験します。
やはりこういうことで
将来大きな災害につながる可能性があるんじゃないか?
私はペットロスで立ち直れないほどになってしまうんじゃないか?
と怖さを感じたり、不安に思ったりすることがいけないことでしょうか?ネガティブなことでしょうか?
むしろ必要な能力、ポジティブな機能だとわかります。
だからこそ、例えば家事の回し方は改めてもっとクリエイティブのやり方を考えようと言う意欲になります。
未来を想像する、それで恐怖や不安を感じることは決して悪いことだけではないです。
ただ、それらが過剰になりすぎることが多いでしょうと言うだけです。
だから、「今此処」を全力で重視するくらいで、確かにちょうど良いことが多いです。
それほどに、僕らは不安・怖さを感じるようにデフォルト設定されています。
しかし、それも宇宙・神・根源の恩恵なんですよね。
そして見逃せないのが、そうやって未来を想像する、それで恐怖を感じた入り、不安になったり、自分を責めたりする事も、「今此処」に起こっていると言う事実です。
僕たちはそれを忘れないほうがいいと思います。
「自分の中で未来をちゃんと想像して、アクションを起こすために、あり方を変えるために、恐怖や不安と言うシグナルが内側で生じてくれているなぁ。」
「なんてありがたいんだろう。これで私はより良い方向を知り、さらにそこを突き進むためのエネルギーをチャージさせてもらっている。
まさに私のハイヤーセルフの導きだ。
根源の導きだ。本当にありがとうございます。」
と言って今此処で在る僕らです。
しかしもちろん、
こうしたことを巧妙に忘れる事は可能です。
それこそが人間としての実は楽しみだったりします。
先日も「内なる医者」コミュニティーのメンバーの皆さんと、「僕たちは霊的なドMですよね」と言う話でになりました。
わざと、わかっているのに、わからないふりをして延々と苦しむ・悩むという霊的な青春を味わっているんですね。
もちろん、それらをすべて描かれているだけです。
しかしその気づきこそが僕らが最終的な解放をもたらします。
でも在る意味「奥の手」「メインディッシュ」なので、まだ大切に大切に保管されている方が多い印象を持っています。
楽しみを後に残されている方が多いと感じます。
実に喜ばしいことですね。
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「ワンネスに還ったらワンネスそのものじゃないですか?」
その通りです。ただ、ワンネスに浸ったままだと歩くことすら危なくて
人間の肉体体験に戻るには、人間意識とワンネスをブレンドするくらいがちょうどいいんです。
しかし現象界の全てが変わることになります。