僕にとって心のメンターの一人、ネヴィル・ゴダードさん。
とくに「世界はどうしたってあなたの意のまま」は、僕を独立まで導いてくれた本の一つ。
すでに恩恵を受けているものの、もっと自己適用していくために、1章ずつ、概要をまとめ、落とし込みワークを作成&実践することにしてます。
効果的な祈り/それは「願う」ことではなく「主張」すること|世界はどうしたってあなたの意のまま第3章
何か実現させたいことがあるなら、
「願う」のではなく「主張」することが最大の秘訣だ!
ということがこの章の主張だ。
つまり、「・・になりますように」「・・・したい」と願っても効果がない。
望みを叶えて欲しいと、居もしない神(上司・会社・経済)に願ってもダメ、ということだ。
たとえば、
- 集客がうまくいったらいいな
- 会社でもっと評価されたい
- 上司が・・・な人だったら仕事しやすいのに
- 彼にもっと愛されたい
- プロポーズされたい…
と言う風に、願うことを何万回と繰り返しても実現しない。
そうではなくて、祈る対象は内なる神(=自分)であり、それは「主張」する、ということになる。
では、ネヴィル・ゴダードさんは、これをどのように語っているのだろう?
- 1:望む状態を実現したいと願うのではなく、主張する
- 2:望まない現状を締め出す
- 3:常に、何よりも内側に神の国を求める
の3点にまとめるとわかりやすいと思う。
では、さっそくひとつめから。
1:望む状態を実現したいと願うのではなく、主張する
金持ちになりたいと願っても、「自分は貧乏だ」という自覚を持ったままでは、自覚している状態=貧乏がもたらされるだけ。
大切なのは、「願う」のではなく、「主張」することだ、とネヴィル・ゴダードさんは強調している。
ここでいう「願う」ことは、
- 「・・・が治りますように」「・・・に移住したい」とか「・・・がうまくいきますように」と比較的な大きな願望もそうだし、
- ごく日常的な「・・・できたら、いいな」とか普段なんとなく思うこと
も含まれる。
これでは、何かの実現を「不健康な自分」「移住できずにいる自分」とか「成績が上がらない自分」を想起させてしまう。
また、「嫁さんが、・・・してくれたらいいな」と他人とか会社に、何かして欲しい、何かを期待することも、「願う」ことになる。
これでは、ものごとの実現を「お客さん・会社・パートナー=いもしない神」に依存してしまうことになる。あくまで祈りの対象は、「自分=存在の自覚=神」でなくはならないということだ。
こういう「願い方」をしてしまう…かつての僕がまったく当てはまっていたし、今でもついついやってしまうw
これは、ただただスピリチュアルな話でもなくて、「人生の主導権を、完全に、完全に自分に取り戻そう」と考えると3次元的でわかりやすい。
「あなた自身が、現実をクリエーションしていることを、いつも意識していなさい。」
ということだ。
2:望まない現状を締め出す
望まない現状があるなら、それを否定し、背を向け、望む状態の資質を思いさだめる。
望まない状態を締め出し、意識の奥に入り扉を閉める。
そして、望む状態になっていると「主張」する。
否定する、とあるが、「私は貧しくない」「病気じゃない」と否定するだけだと貧しさ・病気を想起させて終わってしまう。
だから背を向ける・望む状態を思いさだめることを必ずセットでやる。裕福な自分はどんな自分か。健康な自分はどんな性質をもっているか。
潜在意識は、否定が通用しない性質を持っている。
よく言われる例えが「ピンク色のゾウさんを想像しないでください」だ。「想像するな」と言われても、一度はピンクのゾウの映像が脳内に浮かんでしまう。だから、「否定」は、「一度想像されたもの」を打ち消すことになる。
「転ばないように気をつけて」「風邪をひかないように気をつけて」は「転ぶ」「風邪を引く」が想起される。
一般に「金持ちになりたい」「結婚したい」という願う深層心理には、「現状はお金が足りなくて不満だ」「結婚できない」という思いがあるものだ。どうしても「否定」が潜り込んでしまう。その状態では願望実現は難しくなる…というか、ネヴィル・ゴダードさんはそれでは実現しないと言い切っている。
なので、「自分は金持ちだ」「結婚して幸せな自分だ」と、断固として主張する。
だから、あわせて、願望を実現した自分に必要な資質を思いさだめる、ことも書かれている。これが大事だ!
起業家としての成功を叶えたいなら、それを実現した自分はどんな自分なのか、何を持っているか、何を感じているか、どんな才能を発揮しているか、どんな人たちに囲まれて、どんな風に彼らに接したり、会話をしているか?
「資質」と書かれているけれど、実現した状態で引き寄せているものも、「資質」の現れだと思うし、「資質」の想起をより鮮明にする。強化する感じ。
ここでは、理想の状態を「思い出さめる」ために、役立つものなら「資質」として良いだろう。「主張」を強化することにもなるから。
3:常に、何よりも内側に神の国を求める
これについては、「何よりもまず神の国を求めなさい」と、聖書の言葉を引用しつつ、
「しるし」はいつも後から現れる。
意識することなしに現実化はない。
願望を意識すれば、結果は必ずついてくる。
と強調している。
「世界一受けたい授業」の出演で最近一般にも有名になったアラン&バーバラ・ピーズさんのブレインプログラミングの理論ともリンクする。
夫妻が2018年来日の際に1dayセミナーを傍聴したが、この重要性をありとあらゆる理論・経験談から語っていた。そのエネルギーがまたすごい。
そして、著書「ブレインプログラミング」のなかでも、
- 「どうやって実現するか」は脇に置いて(考えないで)、
- 「何を実現したいか?」に集中しなさい
と、繰り返し言っている。
たとえば、こんどのプレゼンを成功させたいとか、これから飛び込み営業に入ることとか、今から書く報告書、ブログ記事、今度の全国模試で、理想の結果を得たい、というとき。
単純に「できる!」と思い込むだけでも、「それを乗り越える有能な自分だ」と思いさだめることになる。これだけでも、まったく意識せずに取り組むよりも、ずっと気分がいいし、脳波もいい状態になり、結果にも繋がりやすい。
例えば、斎藤一人さんは、何かをやる時、「こんなの簡単だ!」と一言発してから取り組みなさいと言っていたな。他にも、
- 思い込みが大事
- 大いなる勘違いをしよう
- セルフイメージを高めよう
- できると思うことが先。方法は後。
ということは、一度は聞いたことがあるのではないだろうか。
だから、この章の冒頭でも、ネヴィル・ゴダードさんは、「望みを叶えて欲しいと、いもしない神に向かって何万回と願っても、成果は出ない。」と言っている。
人生の主導権を自分に取り戻す!これはシンプルだけど、一朝一夕にできること(板につく)でもないかもしれない。日々、瞬間瞬間、意識したいものだ。そこで本章のワークは…
今回のワーク
(1)居もしない外側の神に「願う」のではなく、内なる神(=自分)に主張しよう
「誰々さんが・・・だったら…。」とか「もっとお客さんが・・・してくれたら…」と、普段、他力本願的になってしまっていることを思い出してみよう。
(これは、内なる神ではなく、外の存在しない神にすがってしまっている状態)
理想的な優良顧客、を引き寄せる自分は、どんな自分だろう?そして、そんな自分なんだと、主張しよう!
(2)できる・有能な自分を宣言(主張)して、物事を始めよう!
日常の中で、何かおっくうなこと、面倒だなと思うこと、難しいなと思うこと、を2~3選び出そう。
それらを「こんなの簡単だ!」「できる!できる!」と思い込んでからやってみよう。
(その仕事・勉強・作業中も、時々思い出して「できる!簡単だ!」と言ってみよう)
なんとなく始める場合との心理状態の違い、結果の違いを比べてみよう。
今回は以上です。
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「ワンネスに還ったらワンネスそのものじゃないですか?」
その通りです。ただ、ワンネスに浸ったままだと歩くことすら危なくて
人間の肉体体験に戻るには、人間意識とワンネスをブレンドするくらいがちょうどいいんです。
しかし現象界の全てが変わることになります。