最近、
「イライラしてたり、怒っていたり、感情的に揺れている時に並木良和さんが言われる「100の位置」に立つにはどうすればいいですか?」
というご質問が続きました。
今回は「1歩後ろに下がる」または「そうイメージする」だけで激しい感情から抜けやすくなる、僕なりの練習法をシェアします。
動画解説1・2はこちらです。
★1つ目★
★2つ目★
並木良和さん「100の位置」…スクリーンから実際に後退して立つ方法
並木良和さんは
「現象というスクリーンから実際に下がっていって100の位置に立つといい」というアドバイスをされています。
これについて僕なりによりやりやすい工夫していることがあります。
他の方々も試して実際に、実感・体感されています。
100の位置に立つ工夫・練習の仕方
現象界からゼロ距離(100の位置の真逆)<感情の強度100%>
まず、現象界というスクリーンにべったりくっついているところからスタートします。
あなたが例えばイライラするような状況を思い出してその体験に入ります。
実際嫌な感じになりますよね?
1段階目
普通に一歩、2歩、下がってもいいんですが、どうせなら五感をフルに使います。
このべったり現象界に張り付いて波動の乱れた自分から、脱皮でもするように(着ぐるみでも脱ぐように)します。
- その自分を全部そこに置くつもりで、
- 大きく息も吐きながら、
- 手も動作をつけて、
- その自分を脱ぐようにして、1歩か2歩後ろにさがります。
目の前の前には、「現象界にべったり張り付いてブレブレの自分」が立っていて、今、あなたは「その後姿」を観察しています。
すると例えば感情の強度は50%に下がっているはずです(もっと低いかもしれませんね)。
<ここで、感情の強度は例えば50%>
●2段階目
さらに、その自分(例えば50%の自分)から、またその自分を全部そこに置くつもりで、大きく息も吐きながら、手も動作をつけて、その自分を脱ぐようにして、1歩か2歩後ろにさがります。
目の前の前には、
- 「現象界にべったり張り付いてブレブレの自分」と
- それを眺める「(たとえば)感情の強度は50%にさがった自分」
が立っていて、今、あなたは「その二人の後姿」を観察しています。
すると例えば感情の強度は30とか20%、あるいはもっと下がっていると思います。
<ここで感情の強度は例えば20%になります>
●3段階目以降
そして3段階目は、「スクリーンべったりでブレブレの自分」とそれを観る例えば「感情50%の自分」と、それらを観る例えば「感情20%の自分」の、三人を眺める自分です。ここで例えば感情の強さは10%まで下がっているとしたら、100の位置までもう少しです。
(下図を参照してください)
さらにその自分からも出て、合計四人の自分を眺めます。
(肉体があるので感情が厳密にはゼロにならないとは思いますが)感情がほぼゼロ、現象界というスクリーンから十分離れた、ここを「現状できる100の位置」としていいと思います。
これはまた以下で実験しようと思いますが、各段階の距離も1mよりは2mという感じで実際に開けることも有効です。
階段を使って上から見下ろす工夫も有効です。
また例えば感情だけじゃなく、「病気の自分」を眺めたり、「病気の自分」とコミュニケーションすることもしやすくなります。
※ハイヤーセルフまたは純粋観照意識は、この作業すべてを観てきた視座・在り方になります。
つまりこのワークが必要なのは人間意識のあなたであって、本来のあなたは、その操作をしています。
ドラクエに例えると、勇者に魔法を覚えさせたり、宿屋で休ませたり、ゲームをプレーするのがあなたです。
※この練習に慣れると、「100の位置」に立つことは、1歩下がるまたはイメージすることに圧縮されます。
並木良和さんの「100の位置」に立つ…空間を使うさらなる工夫
さらに空間をうまく使う工夫として、一つの部屋でまっすぐ下がって足りなければ、どうすれば?という話です。
(下図は、上から部屋・自分を見た状態です)
並木良和さんは、部屋いっぱいまで後退して、例えば感情50%の状態だとしたら、50%の状態で一旦前に戻って、改めて下がればいいとアドバイスされたりします。
もちろんこれでもいいですね。
それに対して僕が結構しやすいなと思うのが、この図のように部屋の中で曲がる方法です。
この場合でも感情50%の自分も、10%の自分もすべて眺めます。
もし「曲がりたくない」「曲がっても部屋の広さが足りない」など、1部屋で足りなければ、廊下に出たり、隣の部屋に行ったり、階段を降りたり登ったりして別の階に行くのもありです。
この場合、壁・床・天井の向こう側に、スクリーンべったりの自分とか50%の自分をそれぞれ観ることになるなります。
何なら家の外に出てしまって、家の中でスクリーンにべったり張り付いて恐怖に浸っている自分を透視してもいいです。
ここまでやると思わず笑ってしまいそうですよね。
もしこれが難しいと感じたら、意識の器用さ・自由さを育てる練習になっていることに意識を向けると良いと思います。
今うまくできなくてもとりあえず練習して、脳を休ませて(一番は睡眠です)、翌日練習してみると、前日より少し上手くなっているはずです。
そして、これは例えば
- 人の表面的な言動に惑わされずに、その人の本質を観る器用さ
- 「病気で苦しんでる人」または「病気の自分」の本質を観る意識の器用さ
を育てることになります。
昔の僕ならこういう工夫を聞いても、「へーそんなことできるんだ」と思うだけだったり、「子供騙しでは?」「単なる遊びですよね?」と言ったりして実行しなかったと思います。
でもこういうことは体験してみないと、効果は絶対的に分かりません。
例えばですが、
今、あなたの両手のひらに、皿があって「梅干しが山盛り」になっているのイメージして、それをまじまじとしっかり見てみてください。
どうでしょう?口の中が唾液でいっぱいになったのではないでしょうか?
次はその梅干しが、10m先のテーブルにぽつんと置いてあるのをイメージしてみてください。10m先を良くみてもそんなに唾液は出てこないと思います。
これから何に気付けば良いのでしょう?
僕らの感情(波動)は、想像と現実に関係なく動きますし、心理的な距離がかなりの鍵を握ることがわかると思います。
あとは
- このくらい工夫や練習をしてでも、感情から抜ける意欲があるどうか?
- ある意味覚醒へ向けて準備できているかどうか?
まだ眠っていたい状態にある方には、こうした興味はわかないでしょう。
昔の僕なら「なるほどね」と思っても練習もしなかったと思います。
まだ準備ができていなかったからです。
「100の位置」は深くて、すぐに完全にできるわけじゃないです。
でもその時に僕らに出来うる限りでいいと思います。
僕の講座(純粋観照意識に立つ-正反統合ワークなど)ではこうしてワークした場もすべて統合することまでしますが、ここではマニアックすぎるでしょうか?
今回は並木良和さんの100の位置に立つ工夫、感情ブレブレでもできるようになる練習方法でした。いかがでしたか?少しでも参考なりましたら幸いです。
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「ワンネスに還ったらワンネスそのものじゃないですか?」
その通りです。ただ、ワンネスに浸ったままだと歩くことすら危なくて
人間の肉体体験に戻るには、人間意識とワンネスをブレンドするくらいがちょうどいいんです。
しかし現象界の全てが変わることになります。