この記事では、
「人の役に立ちたい・貢献したい」心理が、実は人生を苦しくすることと、
その心理に潜む「無価値感」を手放すワークの話
をしています。
「人の役に立ちたい」と思いつつ、苦しくなったり、無理をしがちな方のために、
そして僕が同じ状況なので、自分のためにも書いていきます。
***
「人の役に立ちたい」「役に立たなきゃ」というエネルギーが強い(過剰な)人によく会います。
自分も同じなので、そういう人を引き寄せるんだろう。
(「引き寄せの法則」「人は自分を写す鏡」というけれど、まったくそうだなと思う)
よくある話のようだけど、
「役に立たなきゃ」「貢献できる人間でなければ」という深層心理には、
「無価値観」が眠っている。
たぶん誰にでも当てはまる、本当はけっこう深刻な問題。
「無価値観」は、人生の「重り」になる。すごく重たい。
僕たちは生まれて、成長するに従ってこの「重り」をどんどん背負い込んでいく。
- 普段からなかなか肩の力を抜けない
- 人に頼れない(頼ってはいけないと信じ込んでいる)
- 弱みを見せてはいけないと信じている
- 仕事をしない人を許せない
(怠惰な自分はもっと許せない) - 気が焦せることが多い、心がなかなか休まらない
…僕自身かなりというか、ぜんぶ当てはまってるw
だからこそ、記事後半で紹介する、
「無価値観を手放すワーク」
を僕も、日々・毎瞬やっている。
これはイメージトレーニングみたいな感じで、やり方はカンタン。
原理がわかってしまえば、サクッ、サクッとできる。
***
そして、
無価値観を手放すと、心が、身体が、エネルギーが軽くなる。力が抜ける。
すると、僕たちはどうなっていくだろう?
「役に立たない自分でもいい」
「ダラダラしていい」
「サボっても良い」
自分にそんな許可を出せるようになっていく。
ある意味、危険なワーク!
自分にそんな許可は出したくないと言う人は、このワークはやらない方がいいかもしれない(´∇ ` )
(この記事は動画でも解説しています。ワーク誘導[簡易版]あり)
※「ワーク誘導動画の詳細版」は、この記事の後半に掲載しています。
「人の役に立ちたい・貢献したい」は無価値感・罪悪感のワナ|健康的に手放すイメージワーク
「人の役に立ちたい」
「社会貢献したい」
あなたはそんなふうに思いながら、
生活しているだろうか?
まいにち働いているだろうか?
または勉強にいそしんでいるだろうか?
きっとそんなあなたに、「素晴らしい!」と、みんなが拍手を送る。
人の役に立ちたい…その貢献欲がこの社会をよくしているはず。
実際、この社会を作ってきた。
だからこそ、
「人の役に立つ仕事がしたい、社会に貢献できる会社を立ち上げたい。」
「自分の大好きなことをライフワークにして、人を笑顔にしたい、助けたい。」
と思う。
医療とか、教育とか、保育とか、防災とか、福祉の分野とか、
興味のある分野・業界で、貢献したい・働きたいと思う。
僕もそう思ってきた。
だから、本当に、心から、美しい発露だと思う。
そうやって、活躍する人たちをもから尊敬するし、そうなろうしている人にも心からエールを送りたい。
(人の役たちたい…今でもそんな思いは、まだやっぱり根強く残っている…)
「人の役に立ちたい・貢献したい」心理の裏側
でも、この記事を書くからには、
自分自身にも、あなたにも、質問をしなければいけない。
その「人に役立ちたい」という思いは、
本当に、純粋なジブンの気持ち(欲)だろうか?
それとも、本当は誰かに刷り込まれたものだろうか?
「人の役に立つ人間になりなさい」「社会貢献できるようになりなさない」とか教育されてきた結果だろうか?
あるいは、人に社会に貢献する人たちを見て「自分もそうなりたい」と思うようになった結果だろうか?
「自分もそうなりたい」は、本当に、「本当のジブン」の思いだろうか…?
…
心底正直に、ジブンの心に聞いてみて…
…もし、少しでもひっかりがあるのなら、
それは「人の役立ちたい・貢献したい」というよりは、
「人の役に立たなきゃいけない」
「貢献しなきゃいけない」
と思っていないだろうか?
(僕にはめっちゃあることを白状しておきます)
そして、
「役に立たなきゃいけない」の奥には、
「役に立てない自分はダメ」と、実は自分にNGを出していないだろうか?
だから、
- 会社はよほど理由がないと休みにくいとか、
- 休むにしても根回しが必要だったり、
- 「うっ」って思いながら休暇願をだしたり…
- 仕事が多すぎてもつい引き受けてしまう…
(僕がかなり当てはまっていた!)
特に日本の社会ではそんな刷り込みが大きいから、
過労死とか、過労自殺とか、
他の国ではありえないことが起こる。
「上司が残ってるから帰りにくい」とか、
サービス残業とかも…。
「人の役に立つ人間になりなさい。」「なれないなら、あなたは無価値だ」
僕たちは
「役に立たなきゃ価値がない」とか、
「働かないのは罪」とか、
程度の差はあれ、無意識に刷り込まれている。
この世に生まれたからには、無価値感が、家庭・社会から刷り込まれていく。
(赤ちゃんでもDNAレベルで入っているという話もあるくらいだ)
言うことを聞かないのはダメな子
勉強、片付けできないのはダメな子
ワガママはいけません。
お行儀をよくしなさい。できなきゃダメ。
一般的に認知できるレベルでは、赤ちゃんの頃は無価値感・罪悪感はないけれど、
成長する過程で徐々に身につけ「重り」になっていく。
多くの人が、多くの家庭で起こっていることだ。
無価値感の「重り」を持つことで、家族に溶け込み(つまり、家庭内で生存を許される)、
社会に適合し、ライフワークを生きないように、眠った生き方をしていく。
僕は本田健さんから色々教えてもらってきたし、記事でもよくシェアしてきたけれど、
無価値感を強く持ったままだと、本田健さんようなノウハウに出会うとかえって苦しくなる人もいる。
(僕自身そういう時期を通ったし、同じ境遇の方とも出会う。←これも引き寄せ笑)
そう、貢献したい・役に立ちたい、その深層心理には、
往往にして、自己否定、ジブン規制がある。
自己否定感の奥底を探っていくと、無価値感が根源にある。
***
…と、いろいろ書いてきけれど、
僕がまさにそうなので…
今、次に紹介するワークで、
玉ねぎの皮を剥くように、
くる日もくる日も手放していっているところ。
(このワークは、一発で無価値感を一掃できるような、魔法のワークではない。
でも着実に、ひたひたと、本来の自分(無価値感を剥ぎ取った自分)に近いていくワークだ…
野球で毎日素振りをして上達するように、
ゴルフで毎日パッティングをして上達するように、
頑張らない自分にも、社会的にはダメな自分にもOKを出せる、本当の自分に着実につながっていく。)
「魔法のワークではないようだけれど、それでも着実に無価値感を外せるならやってみたい。」
と思えただろうか?
そんな風に思えるなら、「ワークの詳細」へ。
「人の役に立ちたい」心理に潜む無価値感を手放すワーク
このワークはイメージトレーニングのようなもので、手順はシンプル。
だから安心してほしい。慣れれば1分もかからずに、できる。
つまり、
- 誰かに批判されて「うっ」て思ったり、
- 「…を頼まれてたけど、この状況でできるか?」とか、
- 「…さんに…を頼むのは気が引ける。」とか思ったら、
その場ですぐにワークをして楽になれるようになる。
(そういうきっかけは、自分の中の無価値感が動いたサイン。だから、その都度ぜひワークをしてほしい)
無価値感という「重り」は、空に立ち込めた「雲」のようでもあり、「本当の自分=太陽」を見えなくする。
このワークは、その雲をはずし、上に上がり、本当に自分・太陽に近づいていく感じ、で進める。
(そういうイメージをする)
では上に行くと、僕たちはどうなっていくんだろう?
- 自分が上にあがると、周りの人が変わったり、
(「他人は自分の鏡」と言うけれど、例えば批判していた人が批判しなくなるとか、自分の前から居なくなるとか) - 以前は力が抜けないシーンで、力を抜けるようになったり、
- 以前は「絶対やらなきゃ」と思うことを「やらなくていいかも」と思ったら、他の人が済ませてしまったり、
といったことが起こるようなってくる。まるで別の世界にきたように。
こうした変化はすぐに起こるわけじゃ無いけれど、
すぐに起こる可能性も十分ある。
ワークのイメージが掴めたら(なんとなくでOK)、「ワークの流れ」へ。
ワークの流れ
ワークの流れは、次の通り。
スピリチュアルがNGの人でも、スポーツのイメトレのようにやれると思う。
(誘導スクリプト音声はこちら。音声にしたがってワークできるようにしています)
- 目を閉じて、
「人の役に立たなきゃ」とか「これ、やらなきゃ」と思うシーンを思い出す(ネガティブな感情になるシーン) - ネガティブな感情・感覚を感じる部分(胸とか、みぞおちとか)に意識を向けて、そこに「役に立たなきゃ」「やらなきゃ」等の「根源になるもの」(=無価値感)があるんだな、と気づく(思う)。
- 心の中で自分の前方にスクリーンを作り、そのシーンを映像として映し出す
(シーンから心的影響を受けすぎないようにするため。自分も登場人物として登場させるとさらに影響を軽くできる) - 無価値感を身体のなかで「形」にする
(形は、トゲトゲした物体とか、ゴツゴツした岩石のようなものとか、なんでも良い。たぶん軽いものじゃなくて、重たいもの。) - 「形」の色を見て、質感、重量感、温度を感じる
- その「形」を体の外に出して、まざまざと眺めながら、「こんな重りを持っていたのか」と思う
(この時点で身体は軽さを感じる) - 今いる世界の「上」と「下」に、それぞれ何層もの世界(パレルワールド)が重なっているのを見る
(「下の世界」は無価値感等がもっと「重たいバージョンの自分」が住む世界、「上の世界」は上に行くほど無価値感等を手放した「軽いバジョーンの自分」が住む世界。「本当の自分(純粋な自分)」に近い世界。それぞれの自分に応じた人・仕事・もの・ことが広がる世界。) - その無価値感を手放すと、「本当の自分」に向かって宣言する(決める)
- 体の外に出した「形」を無限遠の宇宙に吹き飛ばし、自分がさらに軽くなることに気づく。
- 身体に「形」が残っていないか確認する。残っていればどんどん体の外に出して無限遠に吹き飛ばし、従来の世界を離れ、上の世界へ上昇する。
- ものすごいスピードでいくつもの世界を超え上昇していく。
気持ちの良い高さまで上昇したら、下を見下ろし、以前いた世界との高さの違いを確認し、「こんなにも上昇したんだな」と気づく。 - 新しい世界(次元)の心地よさ、軽さ、自分自身の軽さに気づく。
心の目であたりを見回したり、体を少し動かして心地よさを感じる。 - 一見同じように思える空間でも、見え方や雰囲気が変わっている、目開き、そのことに気づいていく
- 軽くなった自分・その自分に応じた世界(新しい次元)を生き始める。
初めてプロセスを見ると、ワークには時間がかかるように思えるかもしれない。
しかし実際には初めてでも5分か10分もあればできると思う。
(もちろんもっと時間をかけてもいい)
慣れてくると1分〜数分もあれば十分になる。
「情報は、血肉にするまでは、噂にすぎない」という有名なことわざがある。
まずは、1日2〜3回、1週間くらいは継続してみるといいと思う。
ぜひあなたの血肉にしてほしい。
まとめ:人の役に立ちたい・貢献したい、その深層心理「無価値感」を手放す
僕たちの深層心理には、よほど運がいい人じゃないと、無価値感という「重り」が横たわっている。
そんな無価値感を抱えたままだと、
「人の役に立ちたい」の根源がネガティブなので、
貢献しようと行動すると空回りになったり
思うように進まないと苦しくもなったり
評価されないと辛くなったり
失敗しないかと手が止まったり、不安になったり…
などといったことが起こる。
あまりお金にならないと、不毛な感じ・評価されていない感じにもなるかもしれない。
「こんなに頑張っているのに…」と見返りを求めてしまったり…。
会社では、会社のために
家庭では、家族のために
フリーランスとして、クライアントのために、お金を稼ぐために、
…と、がむしゃらに働く人、立ち回る人は、
エネルギー源が「負」なので、
体に無理がきたり、心の穴埋めにために飲酒や過食が必要だったり、
自分の感情を巧みにダマす(抑えつける)とかする。
ある日急に嫌になったり、
定年間際にこれで良かったんだろうかとか、
子供が大きくなって離れるタイミングで糸が切れたりするかも。
今回紹介したワークは、一度で無価値感をごっそりキレイに消し去るわけじゃないけれど、玉ねぎの皮を一枚一枚はがすように外していける。
心身が軽くなる、目の前の現実(=幻想だけど)が、イージーモードに変わっていく(周りの人が変化するとか)様子も楽しんでみてほしい。
心理学・物理学・スピリチュアルを統合した3講座を運営しています。
(1)まずは自分軸を取り戻す(眠りを卒業する)
★「質問の本質の授業」オンライン講座
本質・ワンネスを思い出すベースとなる講座です。
5次元意識・時間の使い方、現実創造もカバーしています。
質問を通じて多次元意識も思い出します。
まずはここから。眠りを抜けないと始まりませんよね。
(2)ポジティブ・ネガティブ、光・闇…二元性を超えた「純粋観照者」を体験する
★正反統合ワークオンライン講座
ワンネスに還る前に通常通るのが「純粋観照者」です。
人間意識とはまったく違うクリアな意識を思い出します。
「これまで自分がいかに小さかったか!」ワーク後に驚かれるでしょう。
(3)そしてワンネスを思い出す、ワンネスへ浸る
★ワンネス体感ワークオンライン講座
そしてついにワンネスへ…「純粋観照者」さえも包含する根源の意識を体感します。
一度味わったスウィーツの味は、肉体次元でもいつでも味わえるようになります。
「ワンネスに還ったらワンネスそのものじゃないですか?」
その通りです。ただ、ワンネスに浸ったままだと歩くことすら危なくて
人間の肉体体験に戻るには、人間意識とワンネスをブレンドするくらいがちょうどいいんです。
しかし現象界の全てが変わることになります。