こんにちは。応渓です。
僕が初めて本格的にマインドフルネスを体験したのは、ハコミセラピーの短期合宿でした。
米国ハコミ研究所のロレーナ・モンダ先生の指導で、もう15年前になります。
その際に至った大きな気づきは今でも鮮明に覚えています。それは「僕たちは人として課題・問題を多数抱えていても、既に完全である…!」という気づきでした。気づき、というよりも衝撃。
その感想をみなさんにシェアした時、会場の空気が一変したことも覚えています。その時には根深い謙遜文化から、自分発でそのような影響を広げてしまったことを自分で否定し気付かないふりをしてしまいました。
ですが今振り返ると「それ」は明確でした。しかし何のことはありません。すべて宇宙が織りなすコントですから。
今でもこの体験は生かされていまして、各講座・コミュニティで様々な学びを受講生の皆さんにしていただくとき、参照データとしてマインドフルネスについて言及します。
各ミーティングの時間は限られていますので、特段マインドフルネスについてご説明する事は今までありませんでした。そこで改めて記事の形ですがマインドフルネスと僕がお伝えしている「ワンネスへの帰還(統合)」と関連させて記事にしてみましたので、ぜひご参照ください。
こんな時はきっと宇宙(本質のあなた)から「マインドフルネスへの招待状」が届いています
「いつも何かに追われている気がする」
「スマホばかり見てしまい、心が休まらない」
「過去の後悔や未来の不安にとらわれてしまう」
もしあなたがこのような感覚を抱えているなら、あなたは今、「日常世界(The Ordinary World)」の混沌の中にいます。現代社会のストレスや不安は、ワンネスへの帰還の旅(最終的・不可逆的統合)における「最初の試練」。心が「今、ここ」から離れ、過去や未来の幻影に囚われている状態こそが、あなたの旅立ちを阻む最大の障壁です。
この「内なる迷宮」から脱出し、真の冒険へと踏み出すための「羅針盤(Compass)」こそが、「マインドフルネス」です。AppleやGoogleなどの大企業が研修に導入し、医療現場でも活用されるこの心のスキルは、あなたの日常を劇的に変え、「本質の自己としての資質」を目覚めさせる可能性を秘めています。
この記事では、マインドフルネスの本当の意味から、科学的な効果、日常生活で今すぐ実践できる具体的な方法、さらには禅やヨガ、キリスト教の伝統との奥深い関係まで、すべてを網羅的に解説します。この記事を読み終える頃には、「マインドフルネスの全体像」が掴め、内なる冒険への具体的な一歩を踏み出せるでしょう。
【著者視点:ワンネスへの帰還の旅(統合)とマインドフルネス】
ワンネスへの帰還の旅(統合)は、まず「日常世界」から「特別な世界」へ旅立つことで始まります。マインドフルネスは、この「特別な世界」へと通じる扉であり、旅の途中で遭遇する「試練や誘惑」に冷静に対処するための「内なる武器&防具」です。雑念という名の「悪役」に支配されない力を今こそ手に入れましょう。
【結論】マインドフルネスとは「判断しない」で「今この瞬間」に意識を向けること
マインドフルネスという言葉は広まりましたが、その核心的な意味は非常にシンプルです。まずは、マインドフルネスが何を意味するのかを明確に理解しましょう。
マインドフルネスの核心:「今、ここ」の感覚とは?
マインドフルネスの定義として世界で最も広く用いられているのは、MBSR(マインドフルネスに基づくストレス低減法)の開発者であるジョン・カバット・ジン博士によるものです。
「意図的に、今この瞬間に、価値判断をせずに、注意を払うこと」
この定義で最も重要なのが、「価値判断をせずに」という部分です。
僕たちの心は、浮かんでくる思考や感覚に対し、常に「良い/悪い」「好き/嫌い」とラベルを貼り、反応しがちです。これが、不安やストレスのループという名の「日常の呪縛」を生み出す原因となります。
マインドフルネスは、この判断を一旦停止します。たとえば、瞑想中に雑念が浮かんできても、「私は集中力がなくてダメだ」と判断するのではなく、「あ、今、未来の心配に関する思考が浮かんだな」と、ただ客観的に、静かに「気づく」ことなのです。
気づき(サティ)は「内なる賢者(メンター)」の声
ワンネスへの帰還(統合)の旅には必ず「賢者(メンター)」が登場し、主人公に知恵と道具を与えます。マインドフルネスにおける「気づき」の力こそ、あなたの内側に潜む「内なる賢者(叡智・本質の自己)」です。この賢者の声に耳を傾けることで、思考という名の「誘惑」や「幻影」に惑わされずに、「今、この瞬間」という旅の真実に立ち戻ることができるのです。
瞑想とマインドフルネスの違いは?
この二つの言葉はしばしば混同されます。整理してみましょう。
マインドフルネス:
- 意味: 意図的に「今、ここ」に意識を向けている「心の状態・あり方」そのもの。(旅の「境地」)
- 目的: 気づきの力を高め、心をストレスから解放された状態に保つこと。(「ワンネスへの帰還の旅としての心の装備」を整えること)
瞑想:
- 意味: 国語辞典によると、「目を閉じて心を静め,無心になって想念を集中させること」、とあります。「想念を集中させる」とは、意図する人によって、また場面によって様々想定されそうです。
マインドフルネスと関連させ考えると、状態を訓練するための具体的な練習方法全般(座る、歩く、呼吸に集中するなど)。言いかえれば「心の筋力トレーニング」です。 - 目的: 様々想定されそうですが、一例として「今、ここ」に留まる習慣をつけさせることは、意図する・しないは別にせよ、通常目的とされるでしょう。
簡単に言えば、「瞑想は心の筋トレ」であり、「マインドフルネスはその結果得られるしなやかな心」だと整理できます。
なぜ今マインドフルネスが必要?科学が証明する5つの驚くべき効果(メリット)
マインドフルネスが世界で注目されているのは、その効果が脳科学的・心理学的に裏付けられているからです。実践によって、僕たちの心と脳に実際に以下のようなポジティブな変化が起こります。
効果1:ストレスと不安の軽減(心の安定)
マインドフルネスを継続すると、脳の恐怖や不安を司る部位である「扁桃体(へんとうたい)」の活動が穏やかになることが示されています。これにより、過去の出来事や未来への漠然とした不安に対して過剰に反応しなくなります。また、ストレスホルモンであるコルチゾールの減少にもつながります。
効果2:集中力の向上(生産性アップ)
マインドフルネスの本質は、意識が逸れたときに「気づいて、今、ここに意識を戻す」という繰り返しです。この訓練は、仕事や勉強中に発生する注意散漫(マインド・ワンダリング)という名の「心の迷子」を防ぎ、本当に重要なタスクに集中し続ける力を養います。
効果3:感情コントロール能力の向上 — 試練への「一時停止」の獲得
怒りや悲しみといった強い感情は、ワンネスへの帰還の旅における「最大の試練」の直面です。実践者は感情に「飲み込まれる」のではなく、一歩引いて「観察できる」ようになります。脳の前頭前野(思考や計画を司る部位)の働きが強化され、感情的な反応と行動の間に「一時停止(Pause)」の空間が生まれるため、衝動的な行動を防げます。この「一時停止」こそが、僕たちが賢明な選択をするために不可欠な能力です。
効果4:睡眠の質の改善
寝る前に「あれこれ考えてしまい眠れない」という反芻思考(はんすうしこう)は不眠の大きな原因です。マインドフルネスは、この思考のループを手放すのを助け、心身を深いリラックス状態に導くため、入眠がスムーズになり睡眠の質が向上します。
効果5:共感力・思いやりの向上
「判断しない」という態度は、自分自身の思考や感覚に対して寛容になることから始まります。この自己への受容は、自然と他者への寛容さや共感力を育むことにつながります。これは「他者へのマインドフルネス」とも言え、旅の途中で出会う「仲間」や「助言者」との関係性を深める上で、最も重要な資質の一つです。
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初心者でも簡単!マインドフルネスを始めるための基本ステップ
マインドフルネスは、特別な才能や道具は一切必要ありません。「難しそう」と気負わず、まずは最も基本的な呼吸法から始めてみましょう。
簡単ながらお得がいっぱい。コスパ・タイパ最高なのがマインドフルネスです。
【準備編】場所と時間の選び方
「静かな部屋で座禅を組まなければいけない」という固定観念は捨てましょう。最も重要なのは「継続性」です。
- 時間: 1日3分からで十分です。朝起きた直後や、夜寝る前の数分間など、必ず習慣化できるタイミングを選びましょう。
- 場所: 椅子に座っていても、電車の中でもOK。静かな方が集中しやすいですが、騒音や雑念も「観察の対象」として受け入れる練習になります。
【基本編】マインドフルネス呼吸法(3分間の実践)
- 姿勢を整える: 椅子に座る場合は、足の裏を床につけ、背筋を軽く伸ばします。手は太ももの上など、楽な位置に置きます。
- 目を閉じる(または半眼): 外部からの視覚情報を遮断するため、そっと目を閉じます。完全に閉じるのが不安であれば、少し開けて視線を斜め下45度に向けます。
- 呼吸に意識を集中: 意識のスポットライトを「呼吸」に向けます。鼻を通る空気の感覚、胸やお腹の膨らみとへこみ、呼吸の長さや深さを、ただ感じます。呼吸を「コントロール」しようとせず、自然な呼吸を「観察」します。
- 雑念が浮かんできたら(最重要): 思考(雑念)や感情(不安、退屈)が浮かんできたら、「ダメだ」と判断せずに、「あ、思考が浮かんだな」と気づきます。そして、そっと意識を呼吸に戻します。
これを3分間続けてみましょう。この「気づいて、戻す」の繰り返しこそが、心の筋力を鍛えるトレーニングなのです。
最重要ポイント:「雑念」という名の試練をどう扱うか
初心者の多くが「雑念だらけで集中できないから失敗した」と感じて諦めてしまいます。これは大きな誤解です。
心に雑念が浮かぶのは正常な脳の働きです。マインドフルネスの目的は「無になること」ではなく、「心がどこにあるかを知り、意図的に今に戻すこと」です。雑念は、ワンネスへの帰還の旅における「誘惑(Temptation)」や「妨害者」です。雑念に「気づいた」時点で、あなたは誘惑に打ち克ち、内なる賢者(叡智、気づき)の言葉を聞き入れているのです。
忙しい人のための「日常マインドフルネス」実践法5選 — 冒険の合間の「安息地」
座って瞑想する時間が取れない方も大丈夫です。日常のあらゆる瞬間をマインドフルネスの練習場に変えることができます。
- 実践1:マインドフル・イーティング(食べる瞑想)
- スマホやPCから離れ、一口の食べ物に全神経を集中します。色、形、香り、噛んだ時の音、食感、口の中で広がる味の変化を観察します。食事が「作業」から「体験」に変わり、満腹感を感じやすくなります。
- 実践2:マインドフル・ウォーキング(歩く瞑想)
- 通勤中や散歩中に、「目的地」への思考を一旦手放します。そして、足の裏が地面に触れる感覚、体重移動、風が肌に当たる感覚など、体の動きとその感覚だけに意識を向けます。
- 実践3:マインドフル家事(皿洗いや掃除)
- 「早く終わらせたい」という思考を横に置きます。お皿を手に取る感触、水の温かさ、洗剤の泡の音、ホコリを拭き取る動作一つひとつを、五感で感じながら行います。
- 実践4:歯磨きマインドフルネス
- 普段無意識に行っている歯磨きを、意識化します。歯ブラシの毛先の感覚、ミントの香り、口の中に広がる感覚、鏡に映る自分の表情など、隅々まで注意を向けます。
- 実践5:仕事中の「1分間」マインドフルネス — 危険地帯からの離脱
- 会議の前後や作業の区切りに、背筋を伸ばして目を閉じ、深くゆっくりと3回だけ呼吸をします。この短い時間で心をリセットするだけで、次の行動への集中力が劇的に変わります。心が危機的な状態(圧倒的なストレス)にある時の「緊急脱出ツール」として活用しましょう。
マインドフルネスのルーツと深いつながり(ヨガ・禅・キリスト教)
「マインドフルネスは宗教と関係があるの?」という疑問は多くの人が抱えます。そのルーツは東洋の叡智にありますが、現代のマインドフルネスは宗教色を排した「心のトレーニング法」として科学的に確立されています。しかし、伝統とのつながりを知ることで、実践の深みが増します。
マインドフルネスの源流は「仏教(禅)」にある?
マインドフルネスの核となる「気づき」の概念は、仏教で使われる「サティ(Sati:気づき・念)」に由来しています。
- 禅(坐禅): 禅の修行である「只管打坐(しかんたざ:ただひたすらに坐る)」は、まさに「今、ここにいる自分」の呼吸と身体の感覚だけに意識を向ける行為であり、マインドフルネスの実践そのものです。
【重要な補足】 現代のマインドフルネス(例:MBSR)は、この仏教の知恵から、宗教的な儀式や教義をす取り除き、心理学・脳科学のフレームワークに再構築した「普遍的なスキル」として提供されています。
『ヨガ・スートラ』とマインドフルネスの共通点
ヨガの根本経典である『ヨガ・スートラ』の冒頭には、ヨガの目的が以下のように記されています。
「ヨーガ・シッタ・ヴリッティ・ニローダハ」(心の作用の変動を止滅すること)
この「心の作用(ヴリッティ)を鎮めること」こそ、雑念や感情の波立ちに気づき、それを手放すマインドフルネスの目指す状態と本質的に一致しています。ヨガのポーズ(アーサナ)や呼吸法(プラーナヤーマ)も、この「心の作用を静める」ための、身体を通じたマインドフルネスの実践なのです。
キリスト教における「沈黙の行(観想)」との類似性
東洋の伝統だけでなく、キリスト教の特定の修道会などでは、古くから「観想(Contemplatio)」や「沈黙の行」といった実践が行われてきました。
これは、言葉や思考(雑念)を手放し、ただ静かに「神の臨在」や「内なる静けさ」に意識を向ける行為です。目指すゴールは異なりますが、「思考から離れて、今、ただある状態(存在)に意識を集中する」という実践手法において、マインドフルネスと驚くほど類似しています。
この事実から、マインドフルネスとは、特定の宗教や文化に限定されるものではなく、人類が普遍的に求めてきた「心の平穏のあり方」であることが理解できます。
マインドフルネスのルーツについてさらに詳しく知りたい方はこちらへ
マインドフルネスに関するQ&A(よくある質問)
マインドフルネスの実践者が抱える、具体的で実用的な疑問に答えます。
Q1. どのくらい続ければ効果が出ますか?
A. 個人差はありますが、脳科学的な研究では、MBSR(8週間プログラム)の継続によって、脳の感情制御に関わる部位に構造的な変化が見られたことが報告されています。
ただ8週もかからず、効果は即時的なものもあります。最初の3分間の呼吸法でも「心が少し落ち着いた」「呼吸に気づいた」という小さな変化はすぐに感じられるはずです。「長く続けること」よりも「毎日短くても続けること」を重視しましょう。
Q2. どうしても呼吸に集中できません…
A. 呼吸に集中できないのは全く問題ありません。無理に「集中しよう」とすると力みにつながります。呼吸を「コントロール」するのではなく、「観察」するイメージで臨みます。
呼吸が難しければ、体の感覚(お尻が椅子に触れている感覚、足の裏の重みなど)や、外部の音(エアコンの音、車の音など)に意識を向ける「サウンド・マインドフルネス」も効果的です。
Q3. 実践中に眠くなってしまいます。
A. 眠気は、副交感神経が優位になりリラックスしている証拠でもありますが、マインドフルネスの目的は「眠ること」ではなく「気づき」を持つことです。
眠気が強い場合は、背筋を伸ばし直す、目を少し開ける、あるいは立ち上がって歩く瞑想(マインドフル・ウォーキング)に切り替えるなど、姿勢や行動に変化を加えることを推奨します。
まとめ:マインドフルネスは「心の筋トレ」。変容した自己として日常へ「帰還」するために
マインドフルネスとは、難しいものでも、特別な場所を必要とするものでもありません。
それは、僕たちが持っているにも関わらず、忙しさの中で見失っていた「今、ここに気づく力」を再発見し、鍛え直す「心の筋トレ」です。雑念が湧くことは失敗ではなく、あなたの心は常に「今、ここ」に戻る機会を与えてくれているのです。
【ワンネスへの帰還の旅の最終ステップへ】
ワンネスへの帰還の旅の終着点は、宝物を持って「日常世界」へ帰還(Return)し、その宝物で世界をより良く変えることです。マインドフルネスによって得られる「心の平穏」こそが、あなたが得るべき「究極の宝物(The Elixir)」です。この宝物を携え、ストレスに振り回されない「変容した新しい自己」として、あなたの日常という名の世界に戻りましょう。
さあ、深く考えるのもいいですが、まずは今日から「1日1分、呼吸に気づく」という小さな一歩を踏み出してみましょう。その一歩が、あなたの心に静けさと集中力をもたらし、人生をより豊かにしていくはずです。
心理学・物理学・スピリチュアルを統合した3講座を運営しています。
(1)まずは自分軸を取り戻す(眠りを卒業する)
★「質問の本質の授業」オンライン講座
本質・ワンネスを思い出すベースとなる講座です。
5次元意識・時間の使い方、現実創造もカバーしています。
質問を通じて多次元意識も思い出します。
まずはここから。眠りを抜けないと始まりませんよね。
(2)ポジティブ・ネガティブ、光・闇…二元性を超えた「純粋観照者」を体験する
★正反統合ワークオンライン講座
ワンネスに還る前に通常通るのが「純粋観照者」です。
人間意識とはまったく違うクリアな意識を思い出します。
「これまで自分がいかに小さかったか!」ワーク後に驚かれるでしょう。
(3)そしてワンネスを思い出す、ワンネスへ浸る
★ワンネス体感ワークオンライン講座
そしてついにワンネスへ…「純粋観照者」さえも包含する根源の意識を体感します。
一度味わったスウィーツの味は、肉体次元でもいつでも味わえるようになります。
「ワンネスに還ったらワンネスそのものじゃないですか?」
その通りです。ただ、ワンネスに浸ったままだと歩くことすら危なくて
人間の肉体体験に戻るには、人間意識とワンネスをブレンドするくらいがちょうどいいんです。
しかし現象界の全てが変わることになります。
9/30身体のイエス・ノーシグナルWS




