僕にとって心のメンターの一人、ネヴィル・ゴダードさん。
とくに「世界はどうしたってあなたの意のまま」は、僕を独立まで導いてくれた本の一つ。
すでに恩恵を受けているものの、もっと自己適用していくために、1章ずつ、概要をまとめ、落とし込みワークを作成&実践することにしてます。
【ネヴィル・ゴダード】世界はどうしたってあなたの意のまま第1章
この章の主張は、
- すべてを作り出すのは神ではなく、自分自身である
- 僕たちが決意したことはすべて実現できる
ということだ。
あまりに壮大すぎる主張だ。
チャンクが大きすぎる…(情報量が多い、奥が本当に深い)
それが本当だとして、実際の人生に適用できたなら苦労しない。
経済的にも、人間関係も、恋愛でも、なんでも実現できる=人生というゲームのゴール。
本当に、とんでもないことだけど、
この本では、こうしたことを、一貫して主張し…それを信じる手助けをしてくれる。
ある程度準備ができている人には…だけど。
ネヴィル・ゴダードさんは、何を根拠に、そしてどのように、この主張をしているのか?
ここでは3つに絞ってまとめてみたい。
- 1:人間は全て「決意」した通りのことを実現させる
- 2:決意するとは、意識の中で「自分は…だ」と意識すること
- 3:「存在の自覚」が願望を実現させる
1:人間は全て「決意」した通り実現する
人間は「決意」したことを実現している…
ネヴィル・ゴダードさんは、「これは普遍の原理だ」と言い切り、「いくつでも実現する」ともいっている。確かに人類のそうした決意が、空を飛び、宇宙にも行き、医療も食糧生産も発展させてきただろう。
しかし、世界で1人しか得られない問題がある
例えば、2020年オリンピックで水泳男子100m自由形で金メダルを取れるのは一人だけだ。
二人以上が、本当に「決意」したとしたら、金メダルはどちらが取るのか?
エイブラハム的なアイディアに答えを求めると、決意の強さが勝敗を分ける、と理解される。
あと、地球という次元では、「時間差」ということもあるかもしれない。本当に「決意」しても、時間という緩衝が働いて、たとえば、2020年で実現しなくても2024年で実現する、ということもあるかもしれない。
願望の多くは何人も達成できること
だが、多くの人にとって個人的に実現させたいことは、
- ビジネスで月商300万円を超えるとか
- 受験生として◯◯大学に合格するとか、
- ◯◯のような人と結婚するとか
ゴール枠が複数ある場合が多いと思う。
僕だと、「世界中を自由に旅しながら、生活したい」ということがある。世界中で何人でも実現できることだ。
これだと、まさに僕の「決意」次第だということになる。
ただ、心の底から「決意」することは、簡単じゃない問題
自分を振り返ってみて、たとえば
2013年に起業・独立したいと思いつつ、実際にできたのは2017年だった…。2013年に独立というのは、確かに「決意」になっていなかった。極めて弱かったなと思う。
現在進行中のプロジェクトでいうと、今年春に月商50万円を「理想」だ、と思いつつも実現しなかったのは、全然「決意」になってなかったしかない(笑)
今でも、「難しいよね…」という心の声がまだまだ聞こえる。ということで、「決意」のとおりになったのだろう。
心底「決意」できるかどうかが、カギになるということだが…それには、この章の「次のトピック」がヒントになる。
2:決意するとは、意識の中で「自分は…だ」と意識すること
ネヴィル・ゴダードさんは、
- 決意とは常に意識の中で行うものだ
- 「自分は…だ」と心の中で意識することが、あなたの決意になる
と言っている。
つまり、
- 自分は裕福だ
- 自分は健康だ
- 自分頭脳明晰だ
- 自分は有能だ
- 自分は・・・する自分だ
と「自分は…だ」と意識すればいいということだ。
だが一方で、
愚かな人は、自分のことを愚かだと思っていて、それは自分は愚かだと決意していることになる
と彼が言うように、
「自分は裕福だ」と意識しつつも、心のどこかで「いや、裕福じゃない、お金はないじゃないか」と思ってみたり
「自分は賢い」と意識しつつも、「いや、実際には成績は悪いし、授業の飲み込みも遅い…」などと思ってしまう
のが人間なのではないだろうか。
意識は復活をもたらす力となる。
意識したことを常に実現しているのが人間であり、この真実を知れば、人は自由を手にする
とも語ってくれているんだけど、
本当の意味で「決意」することは、心底正直にいうと、それほど簡単じゃないと思う。
初心者向け、心底決意する工夫
そこで僕がやっている工夫を一つ。ありがちだけど、サラミスラス戦略だ。サラミスラス…つまり、願望を細切れにすること。
下枠はその一例です。
僕の例だと、「現在進行中のプロジェクトで12月に月商100万円」という理想(一つの指標)があり、「それを実現できる自分」になること。
じゃあ、これを心底「決意」できるか?自問する…
心の中を覗くと…
できそうな気もするけれど、「決意」までにはなっていないかもな…
「決意」となるまで繰り返し意識する必要がありそうだ。
では、今ここで「決意」できるとしたら、どの程度の数字(金額・時期)が適当だろう?探してみる…
今月50万…、30万……まだ高いな…20万…
10万…それではちょっと燃えない…
6月中に15万!
良い気がする…でもその感じは一瞬だけかな。
10万、金額としてはちょうど心地よい。
でも待てよ。
決意するのは金額じゃなくて、その金額を作り出せる自分だ。「自分」ということでもう一度心に聞いていくと…
6月中に10じゃない
20も…ちがう
30かな
30万円を作り出す自分
心身がワクっとする感じ。
これかな。
6月中に、「30万円を作り出す自分」になる。
これがいい。
さらに
「自分は…だ」の形に置き換えると「自分は、現行プロジェクトで、月商30万円を作り出す自分だ」となる。今、決意するのに良い感じがする。意識を外に向けるんじゃなくて、内側に向けつつ…これを決意する。
以上ありがちですが、サラミスライス・ストラテジーでした。
「自分は…だ」と決意することがネヴィル・ゴダードさんの主張
ということで…ここまでで、ネヴィル・ゴダードさんは、
- 人間は全て「決意」した通り実現する
- 決意するとは、意識の中で「自分は…だ」と意識すること
と教えてくれていることがわかった。
望みを「自分は…だ」の形で意識できればいいが、「心の底から疑いなく意識できるか?」というと、これもまた簡単ではないと思う。そこで、この「意識」にパワーを与えるのが、次の「存在の自覚」だ。
3:「存在の自覚」が願望を実現させる
「存在の自覚」とは、「今、自分は在る」という自覚。
今、ここに、私は在る。
それは「自分は全てを作る」「自分が道を作る」という自覚。」でもあるということだ。
こういうふうに心の中で唱えて、「在る」を意識すると「今」という瞬間が、なんか「リアル」になる感じがする。
この「存在の自覚」は、自分を
- パワフルにさせる
- 力を感じさせる
- 意識を内向きにさせる
そんな効果を感じる。
この「存在の自覚」を持った状態で、「自分は…だ」の形で望むことを意識する。
- 聡明な自分
- スマートな自分
- 最高にセクシーな自分
- 超健康で、元気な自分
望むことならなんでもOK。
僕の場合なら、
「現行プロジェクトで月商30万円を作り出す自分」
を意識してみる。
ネヴィル・ゴダードさんは
「この真実を知れば、人は自由を手にする。
なぜなら、人を縛るのも、解放するのも、自分自身だから。」
という言葉で、この章を締めくくる。これは今の僕にとっては、はなむけの言葉のように感じる。本当におっしゃるとおりだと思う。
ここまできて、第1章の要点をまとめると、
- 人間は全て「決意」した通り実現できる
- 決意するとは、意識の中で「自分は…だ」と意識すること
- そして、その意識にパワーを与えるのが「存在の自覚」
ということだとわかる(今の僕はそう理解している。)
この章だけでもものすごく奥深い内容だ。天国のネヴィル・ゴダードさんには心中からありがとうと言いたい。これではその一片(一つの捉え方)しか書けていないし、また理解の仕方もかわるかもしれない。
現段階の僕の理解だけれど、この章を落とし込むためのワークは下枠内。
今回のワーク
今回は、シンプルに2つ。
- (1)「自分は…だ」と決意する
- (2)「存在の自覚」を強化する
(1)「自分は…だ」と決意する
「自分は…だ」と、さっそく決意しよう。
ただ、大きすぎること、現在との差が大きすぎる決意だと、「無理だ…」とう反動があるかも知れない。
その場合は、適度サイズにカスタマイズするといいかもしれない。
ワクっとする、ウキっとするくらいでOK!
(2)「存在の自覚」を強化する
「存在の自覚」「私は在る」という感覚を落とし込むために、今日1日は、できるだけ「自分であろう」「今にあろう」と、意識してみよう。
悩むこと、後悔、自己否定、不安に思うことは、できるだけ手放す。今日1日だけは、今日やるべきことを淡々としたり、やりたいことをやってみよう。
(本当は「やるべき」なんてないけれど)
悩むこと、後悔、自己否定、不安といった思考や感情はおそらく、「意識が、過去or未来に意識を向いていますよ。今に居ませんよ。」というサイン。
ネガティブな感情・思考
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「意識が今に無いですよ」というサイン
そうした感情、自己否定だったり、反省的な意識を、今日は手放してみよう。
(そうすると何か問題があるだろうか?)
「出勤前のこの時間だけ」とか、「昼休みにカフェに居る間だけ」とか安全な時間に限定すると良いかも。もし、それでも何か不安に思ったり、しっくりこない・嫌な感じがする場合は、無理はせず、このワークはパスしてもOK!
本当はやらなくちゃいけない仕事・勉強なんてないけれど、社会生活・学生生活・家庭生活でのタスクがあるもの(という幻想がある)。
やるべきことばかりで、やりたいことなんて一つもない、という時でも、30分でも10分でもいいので、「意図的に好きなことをやる」とかもいいかなと思います。
好きな飲み物・食べ物(コーヒーでもお酒でも、ケーキでも、ご飯とかでも)もよいでしょう。
もし休日とかで可能なら、一日中、自分でいてみよう!そんな日がたまにはあっていいはず!
(なんて贅沢な!)
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2章につづきます。
最初から読みたい人はこちらへ。
心理学・物理学・スピリチュアルを統合した3講座を運営しています。
(1)まずは自分軸を取り戻す(眠りを卒業する)
★「質問の本質の授業」オンライン講座
本質・ワンネスを思い出すベースとなる講座です。
5次元意識・時間の使い方、現実創造もカバーしています。
質問を通じて多次元意識も思い出します。
まずはここから。眠りを抜けないと始まりませんよね。
(2)ポジティブ・ネガティブ、光・闇…二元性を超えた「純粋観照者」を体験する
★正反統合ワークオンライン講座
ワンネスに還る前に通常通るのが「純粋観照者」です。
人間意識とはまったく違うクリアな意識を思い出します。
「これまで自分がいかに小さかったか!」ワーク後に驚かれるでしょう。
(3)そしてワンネスを思い出す、ワンネスへ浸る
★ワンネス体感ワークオンライン講座
そしてついにワンネスへ…「純粋観照者」さえも包含する根源の意識を体感します。
一度味わったスウィーツの味は、肉体次元でもいつでも味わえるようになります。
「ワンネスに還ったらワンネスそのものじゃないですか?」
その通りです。ただ、ワンネスに浸ったままだと歩くことすら危なくて
人間の肉体体験に戻るには、人間意識とワンネスをブレンドするくらいがちょうどいいんです。
しかし現象界の全てが変わることになります。