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僕には、子供がいない叔父・叔母がいる。二人とも働いていたので、いわゆるDINKS(Double Income No Kids)だ。
「子供がいないから将来どうするのだろう?」「お世話になってきたからもしもの時は助けたい」とよく考える。
ちょっと待て。自分なんて「ひとり老後」になる可能性がかなりあるじゃないか。30代から40代に突入する…
そこで、
- 要支援度・要介護度に応じた介護施設への入居・選び方
- 後見人制度の現実的な使い方
- 老後までに貯蓄できる資金や将来もらえる年金額の試算
など、制度や計算方法を調べて、自分なりの人生プランを立ててみた。同じような境遇の人の参考になればとシェアしたい。
プランニング結果として意外にも、ひとり老後に対する不安は結構和らいだ…怖いことには向き合うべきだし、やっぱ何事も勉強だなと思った。年金にしても各種制度にしても、ちゃんと知っておくべきだ。
おひとりさま・子なしで生涯を終える公算
僕は現状からすると、子なし・おひとりさまで生涯を終える可能性が結構ある。でも、「まだ老後なんて先のこと、今から不安になってもな…」と逃げてきた。
実はこれには、叔母の付き添いで、あるマネーセミナー(スクロールマネーセミナー:https://www.scroll-moneyseminar.com/)に参加したこともあると思う。そのマネーセミナーで提供される情報もそうなんだけど、なんというか、他のセミナー参加者の真剣さに「自分も考えなきゃ」と思わされた。
そのセミナーの内容は別途まとめている。
生涯おひとりさま…そのまま老後を迎えるとなると、最悪、甥っ子に頼ることになるだろうか…。
にしても、できる準備をしたいものだ。
おひとりさま老後が不安…筆者の方針
色々調べた結果、今のところ下記のような計画でいる。
- ひとり老後…要介護の利用は2段階で
- ひとり老後を迎えるまでの資産形成(貯蓄+投資)
- 成年後見制度を知っておく(+親族と良好な関係を…)
- 生涯現役でいるために…筋トレ/筋肉貯金
ひとり老後…要介護の利用は2段階で
ひとり老後…要介護の利用は、以下の2段階で考えている。
- 第1段階:ひとり老後の生活に不安を感じたら
(要支援2~要介護度1→要介護4頃まで入居する)
- 第2段階:要介護度4以上になったら
(要介護4頃→最期まで入居する)
ひとり老後の生活に不安を感じたら(要支援2~要介護度1)
要支援2~要介護度1の頃になるだろうか。住宅型有料老人ホームへ入居を考えている。要支援1から要支援2になる頃までには、入居先を探しておく必要がある。
要支援1:ほぼ自立して生活する能力があるため介護の必要は無いが、日常生活の中で何らかの支援が必要な状態
要支援2:日常生活の中で介護が必要な場面があるが、予防を重視したサービスの適切な利用が期待できる状態
住宅型有料老人ホームとは
住宅型有料老人ホームで要介護度5まで見てくれるところもある。費用面では例えば、
- 入居時25万円+月額 15万円 ~16.8万円
- 初期費用なし、月額10万円~15万円
も見つかる。
医療費を含めても年間250万円くらいあれば行けそう。
要介護度4以上になったら
要介護度4以上になったら、特別養護老人ホーム(特老)or要介護度5対応の住宅型有料老人ホームへ入居を考えている。
特老は初期費用なし、月額10万円~15万円。自身の貯蓄や所得によっても変動する。
このころまでに、認知機能の低下など自分で意思決定できない状態になっている場合も考えらえる。
これには、次の「準備」の中の「後見人」をあらかじめ決めておいて備える事になる。
ひとり老後を迎えるまでの資産形成(貯蓄+投資)
僕は多分75歳かくらいまでは働くつもり。85歳までは趣味と自立した生活を楽しみ、95歳まで生きるとする。85~95歳の10年間を施設でお世話になると仮定する。
年金が年額100万円と仮定すると、10年で1500万円の蓄えがあれば良い。でも余裕を持って2000万円を蓄えるとする。(お、いわゆる「老後2000万円問題」と同じ額。たまたま、相関無し。)
40歳から35年間、平均利率2%の外貨建て(米ドル・豪ドルに分散)で、毎月平均4万円積み立てるとすると、2200万円ほどになる(為替変動無しとして)。
元入金合計が1680万円、利息が税引後で560万円ほどだ。年額48万円ほどの貯金、これならなんとかなるかな?
積立計算サイト:https://keisan.casio.jp/exec/system/1254841870
成年後見制度を知っておく
任意後見と法定後見がある。法定後見は、すでに認知機能が衰えているなど本人では判断できない状態になった人について、家族などが家庭裁判所に申請する場合。任意後見は、本人で判断できる元気な時に、任意で後見人をつける場合だ。
後見人は毎月のコストがかかる。法定後見で基本報酬が月額2万円、財産を1000万円を超えると3~4万円にアップ。5000万円を超えると5~6万円。
任意後見は3万円からが相場のよう(親族だと無報酬もあり得る)。
後見契約自体にも必要が発生するし、お金に余裕があるのでなければ、自分で財産管理などをできるぎりぎりまで粘って、親族に任意後見人になってもらう(報酬は自由に設定)、または、法定後見を利用する(親族に申請してもらう)ケースが多いのではないだろうか。
実際、平成27年、任意後見は10,000件程度なのに対し、法定後見は年間35,000件程度申請(申し立て)されている。法定後見は知的障害の方も含まれるのだけれど(約、一人暮らしの高齢の方(10.2%)まり、おひとりさま)が多いと思われる認知症の方が約63.3%(22,000件程度)を占めている。
僕の場合、高齢になって意思決定ができなくなったら、一つの可能性として、甥っ子に任意後見人になってもらう、ことがある。財産は甥っ子に相続する前提で、月額報酬も決めることになりなるかな。
親族と良好な関係を…
後見人制度を利用するにしても、やはり親族との関係は心の支えにも、実際的な支えにもなる。もし親族と良好な関係があるのであれば、継続できるに越したことはない。
でもまあ、老後が不安だからと言って、甥っ子に気に入られようとか、仲良くしようとか、意図的には思いづらいけれど。彼が僕のことをどう捉えるかは彼の自由だし。
生涯現役でいるために…筋トレ/筋肉貯金
改めて、筋トレ頑張ろうと思った。鍛えた筋肉は裏切らない。
80代でエベレストに登頂した三浦雄一郎さんがいるし、
100歳を超えて、陸上(短距離も、長距離も)をする人、腕立て伏せを毎日200回する人までいる。
そういえば、70代でトライアスロンをやっているアメリカ人シスターもいらっしゃる。
筋トレは毎日やっているが、これからも筋肉貯金をしていく。
ひとり老後の貯蓄額・年金受給額・介護施設平均費用など
上記のように考えるに至るまでに、調べたことを列挙しておきたい。内容としては、
- 将来、自分が受給できる年金の年額(月額)を調べる方法
- 年金だけだと老後いくら不足するか?計算する方法
- 年利2%(複利)等で毎月いくら貯金すると老後までに2000万円貯蓄できるか?年利2%の貯蓄だとどんなリスクがあるか?
- 老人ホーム入居費用の目安(平均月額)
などになる。
将来の年金受給額(年・月)を試算する方法
将来、年金がいくらもらえるかわからない…これが一番老後の不安をかきたてる要因ではないだろうか。
自分が将来もらえる年金額は
毎年郵送される「ねんきん定期便」、または日本年金機構のサイト(https://www.nenkin.go.jp/)にログインすれば、現状でいくらもらえるかがわかるし、「かんさん試算」もできる。
三井住友銀行の「年金シュミレーション」でも簡易試算できる。https://www.smbc.co.jp/kojin/special/nenkin/simulation/
今試算しても、20年後、30年後、年金がどうなるか分かんないんじゃね…?
たしかに年金がこのまま継続される保証はないかもしれない。何事も「絶対」はないのだから。
少なくとも、今後も長期的には「物価上昇」が続くだろうし、現状の給付水準が維持される、とは期待しにくいと思う。「給付水準」は下がる心配は拭えないもの、年金システム自体の崩壊までは心配しなくて良いのでは、と見方を僕は支持している。
楽観的すぎるだろうか?
ひとり老後に必要な貯蓄
2016年「家計の金融行動に関する世論調査(金融広報中央委員会)」によると、老後必要な生活費の平均月額は26万円(年額312万円)。貯蓄しておくべき平均額は2771万円とされている。
これは年代によって予想される額が違って、20代で29万円、30代で33万円、40代で27万円、50代で24万円、60代で18万円と差が大きい。
あくまで平均なので、この額が必要というわけじゃない。実際の、僕の親族は家賃2万円台の住宅に住みながら、月額8万円の年金だけで生活し、しかも貯金ができている。
家賃を抑え、日々の生活に楽しみを見つけるような生き方なら、それほどお金はかからなそうだ。
老人ホーム入居費用の目安(平均月額)
「有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅に関する実態調査研究事業報告書(全国有料老人ホーム協会、H25年度)」よると、老人ホーム平均月額(月払い)は、
- 75歳介護なし131,575円/1人
- 75歳介護つき247,687円/1人
住宅型有料老人ホームで要介護度5まで見てくれるところもある。
例:入居0万円+要介護度5・自己負担1割で月額 16.8万円
おひとりさま老後の不安に向き合う
「人を動かす」「道は開ける」で著名なデール・カーネギーは、「人生に不安を感じる時は、最悪の状況を想定し、向き合う。」ことの大切さを述べている。
その「最悪」は、大抵は、真正面から向かえば、意外にも冷静になれたり、覚悟がついたりする。
「老後に対する不安」という「ぼんやりした状態」が、たぶん「いちばん不安」なのだと思う。
「老後になって実際に困ることは、コレとコレと、コレが想定される」と具体的になれば、「老後不安」はかえって縮小するはず。というか、過大評価せず、冷静に考えられると思う。
だから、老後に対する不安に正面から向き合っていこう。
以上のように考えてきて、ひとり老後に対する「ぼんやりした不安」が、「これをこうすべき」という明確なものになった。
おかげで、ひとりで生涯を送るこごの心配が結構和らいだ。
やっぱ何事も勉強だ。そして、不安・心配ごとには向き合うこと。
現在、筆者は個人事業主だ。今後、法人化するかもしれないが、いずれにしても、生涯働き続けるつもり。今から筋肉貯金をして、「老後」「余生」という期間は、極力短くしたいと思っている。
心理学・物理学・スピリチュアルを統合した3講座を運営しています。
(1)まずは自分軸を取り戻す(眠りを卒業する)
★「質問の本質の授業」オンライン講座
本質・ワンネスを思い出すベースとなる講座です。
5次元意識・時間の使い方、現実創造もカバーしています。
質問を通じて多次元意識も思い出します。
まずはここから。眠りを抜けないと始まりませんよね。
(2)ポジティブ・ネガティブ、光・闇…二元性を超えた「純粋観照者」を体験する
★正反統合ワークオンライン講座
ワンネスに還る前に通常通るのが「純粋観照者」です。
人間意識とはまったく違うクリアな意識を思い出します。
「これまで自分がいかに小さかったか!」ワーク後に驚かれるでしょう。
(3)そしてワンネスを思い出す、ワンネスへ浸る
★ワンネス体感ワークオンライン講座
そしてついにワンネスへ…「純粋観照者」さえも包含する根源の意識を体感します。
一度味わったスウィーツの味は、肉体次元でもいつでも味わえるようになります。
「ワンネスに還ったらワンネスそのものじゃないですか?」
その通りです。ただ、ワンネスに浸ったままだと歩くことすら危なくて
人間の肉体体験に戻るには、人間意識とワンネスをブレンドするくらいがちょうどいいんです。
しかし現象界の全てが変わることになります。